――好きなファッションは?
〔ウエハラ〕めがねです。最近かけてるのはLTJ Bukemもかけてる『ic!-berlin』。セルフレームだと、CORDUROYが『HIGH HAVOC』でかけてたような太い黒ぶちが好き。United Future Organizationのラファエル・セバーグがかけてたようなメタルフレームも持ってたけど、これは全然似合わなくてやめた。
〔polymoog〕ツナギ or 制服。
――自分達の音楽をテクノポップだと思いますか?
〔ウエハラ〕自分でもよくわからないけど、あえていうとフューチャー・ラウンジとかデスクトップ・コラージュ・ミュージックかな。テクノポップの要素もあるけど、ヒップホップのDJがファンクをサンプリングするのと同じで、テクノポップもテクノ歌謡もあくまでネタの一つです。そういう意味でオレンジャーズの「ハートブレイク太陽族」には感心したし、colletteが『2001年の恋人達』をサンプリングした曲をリリースしたときにはやられた、と思った。
〔polymoog〕思います。それよりも適切な表現があるとすれば「ハッピーラウンジ」。
――『テクノ』という語感のイメージは?
〔ウエハラ〕懐かしい未来。
〔polymoog〕ピコ or ツマミ。
――あなたのライバルは誰ですか?
〔ウエハラ〕最近は大阪や京都で活躍してるインディーズが気になる。Happiness Recordsのコンピ『blossom』(2000)やatelier musicplus!のコンピ『detour!』(2001)には刺激を受けました。海外ではブロークンビーツと2ステップに注目してて、modajiとかneon phusionなどのウェストロンドン系を勝手にライバル視してます。
〔polymoog〕ウエハラケンイチさん。またはビル・ゲイツさん。
――最後に、今後の活動抱負等、バンドの宣伝を自由にして下さい。
〔ウエハラ〕コンピレーションアルバム『FUTURETRON SAMPLER』にエレキテルの曲が2曲入ります。現在はアルゼンチンのラテン・ジャズ・バンドROJO AMORから依頼されてリミックスをしてます。今年はイギリスのレーベルからリリースされるコンピレーションアルバムにエレキテルも参加するので、そちらもよろしく。
そのほかのライブ情報などはpolymoog's webとELEKTELをチェックしてください。
ウエハラ個人としてはASTRO NOTE RECORDSというインディーレーベルを立ち上げ、その第一弾コンピレーション12インチレコード『FUTURE SOUND OF SPACE BAR』をリリースしました。
『PUNCH THE MONKEY! 3』のリミックス曲で注目されたオレンジャーズの別名義「スポーツカット」、ラウンジでエレクトロでボッサなブレイクビーツをデスクトップでコラージュする「エレキテル」feat.Tomoko(jellyfish)、キャッチーな歌モノ2ステップのモンドポップ「ピョクン」、小粋なセンスのポップユニット「ケロッグフロッグス」、80’sテクノ風へなちょこサンプリングロック「ヤスオマシーン」、テクノバンドY-Sonickのリーダーとして知られる「ヤスヒロヤマダ」、トリッキーなブレイクビーツ「ベルベッティーンズ」、ニューヨークで活動するテクノ/ドラムンベースを軸とするユニット「ヒマワリ」の8アーティストが参加!限定1000枚なので欲しい方は早めに買ってください。
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