テクノポップ/テクノポップ関連情報

アーティスト・インタヴュー~Part 3 直撃!FUTURETRON参加メンバー#1(3ページ目)

インディーズ・レーベル、POP ACADEMY RECORDSから『FUTURETRON SAMPLER』というレーベル・コンピレーションがリリースされます。あのYセツ王も参加!僕もライナーノーツを書いたのですが、参加メンバーに“テクノポップな”インタヴューをしてみました。今回は、jellyfishとELEKTELを中心に。#2へと続く。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

■ウエハラケンイチさん+polymoogさん(ELEKTEL)
ELEKTELのお二人は、ウェブマスターでもある東京テクノなネット界のキーマンです。ウエハラさんは、自らASTRO NOTE RECORDSを設立し、アナログ盤等も精力的にリリース。jellyfishのトモコさんともコラボーレーション。5月27日にはイギリス、ブライトンのフェスティヴァルにも参加。

――影響を受けたミュージシャンは?
〔ウエハラ〕影響を受けたミュージシャンを上げるときりがないので、わりと最近のをざっと上げます。
Towa Tei、 Jazzanova、 eureka!、 Dimitori from Paris、 Propellerheads、 doopees、 Gak Sato、 Fantastic Plastic Machine、 Pizzicato Five、 Gentle People、 Fantastic Explosion、 Space Ponch、 Mint Royale、 Ursula1000、Mansfield、 Akakage、 Fuzita Blender、 Idol Taxi、 Orangers、 Qypthone、 Cold Cut、 Bomb The Bass、 Kraftwerk、 Art of Noise、 Yellow Magic Orchestra、 Starbow、 Shi-Shonen、 Perry & Kingsley、 Martin Denny、 Three Suns and so on.

〔polymoog〕 YMO、ミカド、立花ハジメ、ピチカートファイブ、テイトウワ、服部良一、佐藤勝、冨田勲、宮川泰、山下毅男、大野雄二、アルマンド・トロヴァイヨーリ、エンニオ・モリコーネ、ヘンリー・マンシーニ、ジョン・バリー、ラロ・シフリン、セルジュ・ゲーンスブール、ミッシェル・ルグラン、フランシス・レイ、バート・バカラック、トニー・ハッチ、ロジャー・ニコルズ、レス・バクスター、マーティン・デニー、ペレス・プラード、ジャン=ジャック・ペリー、ホット・バター、ファン・ガルシア・エスキベル、アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルト、エウミール・デオダート、カル・ジェイダー、ジミー・スミス、ウェス・モンゴメリー、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンス、ベラ・バルトーク、イゴール・ストラヴィンスキー、ジョージ・ガーシュウィン、モーリス・ラヴェル、クロード・ドビュッシー、エリック・サティ、吉沢検校、八橋検校、宮城道雄、山本邦山、ビーチボーイズ、ビートルズ、ピンク・フロイド、ドアーズ、スモーキー・ロビンソン、スライ&ファミリーストーン、マービン・ゲイ、Soul II Soul、JTQ、ジャミロクアイ、United Future Organization、808state、KLF、The Orb、Aphex Twin、電気グルーブ、ケン・イシイ、ポール・ヘイグ、ルイ・フィリップ、フリッパーズギター、DEVO、アート・オブ・ノイズ、スクリッティ・ポリッティ、クラフトワーク、エレキテル

(お二人とも、延々とアーティストを並べるというマニアですね)

――貴方にとってのテクノポップの金字塔的アルバムは?
〔ウエハラ〕うーん、これは難しい。金字塔的アルバムを選ぼうとすると迷って決まらないから(笑)、個人的な思い入れのあるアルバムを上げますよ。

ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA『BALANCE OF POWER』(1986)
ELO停滞期のジミな打ち込み導入アルバム。ELOはテクノポップじゃないけど、「世界最小で最大のオーケストラ」というコンセプトはテクノポップに通じるものがある。生まれて初めて自分のお小遣いで買ったアルバムだったから特に思い入れがあります。

DEEE-LITE『WORLD CLIQUE』(1990)
テイ・トーワが在籍していたユニットのデビュー・アルバム。サウンド・ストリート出身で世界にデビューしたのが格好良かった。私も当時DEEE-LITEと同じ構成の、DJ、ベース、女性ボーカルのユニットをやったりしました。

THE BRAND NEW HEAVIES『THE BRAND NEW HEAVIES』(1991)
アシッド・ジャズの代名詞的存在だったブランニュー・ヘヴィーズのデビューアルバム。90年代始め、テクノにも飽きて音楽を聴いてなかったころ聴いて衝撃を受けた。再び音楽を聴き始めるようになったきっかけ。ニュー・ソウルとかリサイクル・ミュージックという言葉も初めて知った。

3枚とも、全然テクノポップ金字塔的アルバムじゃなくて、読者のみなさんすいません。私がライターとして参加したテクノ歌謡マニアックス(ブルースコミュニケーションズ)には、お奨めアルバムをたくさん書いているのでそれを読んでください。

〔polymoog〕ミカド『Parhasard』(12インチシングル/クレプスキュール)。
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