洋楽雑誌の老舗『MUSIC LIFE』において、Japanは79年2月号(デビシルのみ)で初めて表紙を飾り、計6回も登場しています(Japan:3回、デビシル:3回)。
『音楽専科』で連載していた志摩あつこのロック漫画『8ビート・ギャグ』でも、YMOと共にJapanは頻繁に登場。デビシルと教授は、かなり怪しい関係にありました。現在も『8ビート・ギャグ』は、日本のヴィジュアル系ネタで存続しているみたいですね(読んだ事ないですが…)。
Japanと言えばYMOとのコネクションも見過ごせません。多くの男性Japanファンは、YMOがらみの人達が多いと推測します。ちなみに、エンタティメント・チャネル担当の飯野正樹さんもフレットレス・ベースの達人、Mick Karnのファンと告白しています。
デビシルは怪しい関係にあった教授(しつこいぞ)と『バンブー・ハウス』(82年)と『禁じられた色彩』(83年) を発表。後者は教授が主演の大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』のインスト主題歌にデビシルが詞をつけたヴォーカル・ヴァージョン。
また、弟のSteve Jansenは、ドラマー同士で高橋幸宏と『Stay Close』(86年)を発表。97年にはPulseというユニット名でミニアルバム『Pulse』を発表。
Japanのツアー、Duran DuranのサイドプロジェクトであるArcadiaにも参加した一風堂の土屋昌巳(研ナオコやピーターとの相似性も話題となる)もJapan人脈の一人です。
化粧品タイアップ・テクノポップの御三家的『すみれSeptember Love』が有名ですが、サウンド的にはレゲエ等を取り入れたモダンなニューウェイヴ(ぜひ、元Deaf SchoolのSteve Lindseyが結成したThe Planetの再発CD『Goonhilly Down & Spots』を併せて聴いてください)。土屋昌巳ソロでは、Japan~デビシルにも通じるオリエンタリズムが感じられます。
元Plasticsの佐久間正英がビビアン・スーをヴォーカリストに迎え最近結成したプロジェクト的ユニット、The d.e.p.では、土屋昌巳とMick Karnも参加しています。Mick Karnは、NiNa(JAM+Plastics+B-52’s)にも参加。でも、NiNaはちょっとつらいです。
Japanのアルバムは、6~7月にかけて再発が予定されており、9月には以下の日程でデビシルが来日します。
9月17日(月) 大阪~厚生年金会館
9月19日(火) 名古屋~愛知県勤労会館
9月20日(木) 東京~中野サンプラザ
9月21日(金) 東京~中野サンプラザ
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