Bruce Woolleyは、The Bugglesの『ラジオスターの悲劇』、『Clean Clean』の共作者でもあり、本作『English Garden』でもこの2曲を収録。こちらは、The Bugglesと比べて、よりシンプルなロケンロール調です。80年に発刊された『テクノ・ボーイ』という本でも、バンドの紹介があります。巻末では、近田春夫と鈴木慶一が対談しており、二人ともBruce WoolleyのヴァージョンをThe Bugglesよりも評価しておりました(僕は両方とも好きです)。

Bruce Woolleyは、外見がThe BugglesのTrevor Hornに似ている(日本盤・欧州盤のジャケではホーン型の眼鏡を着用)ところから、Bruce=Trevorと言う噂もあったが、もちろん別人である。The Camera Club以降は、彼の兄弟のGuy Woolleyと共にFirmament And The Elementsという変な実験ポップ・ユニットとして、45回転6曲入りミニアルバム『The Essential』をリリースしています。

また、現在Radio Science Orchestraとしてロシアのテルミン博士の発明した最初の電子楽器とされる、テルミンを使ったミュージシャン活動をしている模様で、その音源は、Radio Science Orchestraで聴く事ができます。

一番メジャーな活動としては、朋友Trevor Hornがプロデュースしたサウンドトラック『TOYS』でのTrevor Hornとの共作による曲提供です。『TOYS』は、Robin Williamsがおもちゃ会社の後継ぎ社長として主演した、ビデオクリップも充実した映画です。大きなレンタル・ビデオ屋なら、比較的簡単に見つかるでしょう。

『彼女はサイエンス』で一躍有名になるドルビー博士ことThomas Dolbyも、Tom Dolbyという名前でThe Camera Clubのキーボード奏者としてクレジットされています。Bruce Wolleyがメロディー・メーカー誌に出したメンバー募集広告に応募した事が、きっかけのようです。

彼は坂本龍一とも『Field Work』という12インチ・シングルで1985年にコラボレーションしていますね。現在はBEATNIKというメディアプレイヤーの創立者としても活動していますね。

今回の日本盤としての初CD化に際しては、英国盤CDでは収録されなかった『Trouble Is』というシングル曲をボーナス・トラックも収録しています。それ以外にもThe Camera Club以前のソロ・シングルとか幻のセカンド・アルバム等のレア・未発表トラックもあるので、いつか日の目を見る事を祈っております。

その他、注目すべきタイトルは、モダンポップ系2枚。Sailorの幻のアルバム『Hideaway』(1978年作)と前回に続くCafé Jacquesのセカンド・アルバム『Round The Back』(1977年作)です。

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