脳血管疾患は入院リスクが高い

総患者数の中の入院患者数と外来(通院)患者数を、入院日数が18年で2割も短縮!で取り上げた主な傷病について表2と3でまとめてみました。
表2:推計入院患者数(年次・傷病別) 資料:厚生労働省『平成20年患者調査の概況』

表2:推計入院患者数(年次・傷病別) 資料:厚生労働省『平成20年患者調査の概況』

調査日の推計入院患者数は全国で139.2万と3年前より約7万人減っています。傷病別の患者数では、「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」「神経系の疾患」「脳血管疾患」が10万人を越えており、特に「神経系の疾患」は入院患者数が急増しています。
表3:推計外来患者数(年次・傷病別) 資料:厚生労働省『平成20年患者調査の概況』

表3:推計外来患者数(年次・傷病別) 資料:厚生労働省『平成20年患者調査の概況』

調査日の推計外来(通院)患者数は全国で686.5万人と3年前より約23万人減っています。傷病別では「高血圧性疾患」や「脊柱障害」の他、「急性上気道感染症」「歯肉炎及び歯周疾患」「歯の捕てつ」等の外来患者数が多くなっています。しかし、「気管、気管支及び肺の悪性新生物」や「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」「糸球体疾患、腎尿細管間質性疾患及び腎不全」については、外来患者数が大幅に増えています。

入院患者数と外来患者数の両方の数値をみるといくつか特徴が読み取れます。入院患者139万人に対して外来患者はその約5倍の686万人になりますが、「高血圧性疾患」は入院8,700人に対して外来が601,300人となっており、罹患しても入院する必要はあまりないと推測できます。逆に「脳血管疾患」は入院199,400人に対して外来が119,900人となっており、罹患すると入院する可能性がかなり高いと推測できます。「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」も入院187,400人に対して外来66,500人となっており、同じ事が言えます。

若い人が罹患しやすい傷病もある

入院患者を世代別にみると、3分の2は65歳以上の人が占めていますが、傷病によっては若い世代に多い傷病もあります。例えば、「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」は65歳以上よりも15~64歳の入院患者の方が多く、「気分[感情]障害(躁うつ病を含む)」も若い世代に比較的多くみられています。外来患者数についても同じ事が言え、若いからとか健康だからなどと過信せず、定期的に健康診断を受けるなどして、きちんと健康管理をしておきましょう。

医療保険に加入して入院への備えを確保する場合は、平均入院日数や入院患者数などの数値を参考にすると、自分にとってどれが適切な医療保険なのかイメージしやすくなります。公的な保障や貯蓄を含めて、もしもの時に困ることのないよう計画的な備えもしておきましょう。


【関連リンク】
厚生労働省「平成20年患者調査の概況」
・ 入院日数が18年で2割も短縮!(All About 医療保険)

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