辛い治療の辛い副作用、子供と会えない寂しさ、奥さんの涙……動けないだけですこぶる元気な自分が申し訳ないと思っていると、それすら気遣ってくれる強い人でした。
試練は、それを克服できる人にのみ与えられる
『ミュージックマガジン 6月号』 清志郎と縁の深い音楽ライター今井智子によるインタビューが読み応えあり |
フジロックを初めとする夏のROCKフェスへの出演、RCサクセション時代からの恒例“夏の終わりの野音”も決定、バック・カタログも続々と紙ジャケ化再発と、長いキャリアの中で数度目のHIT期を迎えつつあった矢先の事でした。
オフィシャル・サイトには最初に癌であることを発表した時※と同様にファンの事を思いやったメッセージが、いつものように筆ペンの手書きで載せられています。
※ 最初に癌であることを発表した時
2006年7月13日、オフィシャル・サイト「地味変」にて喉頭癌であることを発表。やはり出演予定であったFUJI ROCK FESTIVAL(以下フジロック)や日比谷野音公演等の予定が全てキャンセルされた
自身の音楽とは関係ない部分、特に個人史で衝撃的な部分については殆ど語ろうとしてこなかった清志郎さんのことですから、病状についての状況は報告を待つしかない日々がまた始まるのでしょう。
伝え聞くところによれば喉頭癌は最初に受けていた西洋医学的治療から、自らの意志で代替医療に切り替え克服したそう。医師に見放された肝臓疾患を「お灸」で直したという、80年代初頭の逸話を思い出させるエピソードです。
そんな風に自分の体のジャッジも自分で出来る人なので、きっと元気な姿で帰ってきてくれるハズ。我々は信じて待つ事にしましょう。
【関連リンク】
- 地味変
- 2008年7月21日 ap bank fes '08
- 2008年7月27日 FUJI ROCK FESTIVAL'08
- 2008年8月16日 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO
- 2008年8月23日 MONSTER baSH 2008
- 2008年9月6日 日比谷野外大音楽堂 YAON2008 GLORY OF LOVE
- All About がん・がん予防 「がんの早期発見・早期治療が大切なワケ」
がんが転移・再発するメカニズムについての解説や、早期発見と治療の大切さが書かれた記事(2008年6月)。ガイドは現職の医師であり薬局経営者でもある狭間研至(はざま けんじ)氏です
忌野清志郎オフィシャル・サイト。今後の経緯についてはここのNEWS欄をチェックすべし
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