ハード＆ヘヴィーなビートルズで笑いたい！

一生懸命やればやる程、その様が可笑しく見えてしまう人っていますよね。音楽ジャンルの中ではヘヴィーメタル界に多そうです。ちょっと揶揄した感じで「ヘビメタ」なんて呼ばれてしまう事も、ままあるわけで。

７ヶ月ぶりのBEATLESQUE J-POP編。今回はヘヴィーメタリック!!!な楽曲群の御紹介です。まずはTHE BEATLESの曲をMetallica風に聴かせるグループ、その名も「Beatallica」（from US）から。

THE BEATLES×Metallica＝Beatallica！

Beatallica 『Sgt. Hetfield's Motorbreath Pub Band』

「Beatallica」は、THE BEATLESの曲をスラッシュメタル・アレンジで聴かせるグループ。名前から想像できるとおりスラッシュ～ヘヴィーメタルの最高峰、Metallicaをお手本にしています。これは、笑えます。

THE BEATLESの楽曲をだだスラッシュメタル※化するのではなく、Metallicaの特徴を巧みにブレンドしているのが特徴です。これもある意味マッシュ・アップ（関連記事はコチラ）と言ってよいのではないでしょうか。

※ スラッシュメタル
PUNKの要素等も取り入れて、激しさとスピードを一層追求したヘヴィーメタルの一形態。日本でもOUTRAGEや初期のX（エックス）等、多くのグループが存在した

「Blackened The U.S.S.R.」（Back in the U.S.S.R.×Blackened）といった曲名や、Kliff McBurtney（Paul McCartney×Cliff Burton）といったメンバー名もTHE BEATLES×Metallicaのマッシュ・アップですね。

以前オフィシャル・サイトで配信されていたアルバム『Beatallica』には「I Want to Hold Your Hand（抱きしめたい）」が「I Want to Choke Your Band（首しめたい）」となって収録されていたりして。ユーモアのセンスもメタルっぽくて好感持てます。

両方のアーティストに精通していないとここまでのものは創れないと思います（曲によっては第３のネタが仕組まれているものもあり）。が、そんな風に感心したりせずに「ギャハハ！」と楽しんでしまいたい、そんなアルバムです。

左より BEATLES版ハード・ロック「Helter Skelter」収録 『THE BEATLES』（1968）、 Metallica、スラッシュ期の最高傑作 『Master of Puppets』 （1986）、 ヴァイやインギー参加のHard&Heavyな兜虫トリビュート『Butchering～』（2006）

【関連リンク】

• Beatallica.org（英語）
  Beatallicaのオフィシャル・サイト。バイオグラフィーやスケジュール等。リンクにのった時のカーソルの変化に注目！試聴はmyspaceで出来ますので、是非お試しあれ。