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ジャズ用語集2007 た行(3ページ目)

All About ジャズガイドサイト作成のジャズ用語集です。今回は「た行」をアップ。今後数回に分けて、ジャズに特化した音楽用語集を完成させる予定です。

執筆者:鳥居 直介

テンション(tension)

[てんしょん] 和声の基本構成音の上に重ねる音のこと。

和音の基本構成音とは、通常三和音(トライアド)と呼ばれるものだが、ジャズの場合は四和音をもって基本構成音と考えるケースが多い。

四和音は、ルート+III度+V度+VII度で構成されるので、この場合、テンションはII度、IV度、VI度のいずれかということになる。

また、テンションを表記する場合には、「1オクターブ上」に重ねられた音と考え、それぞれ9th(II度)、11th(IV度)、13th(VI度)と表記するのもジャズ譜のルール。

テンションを入れることによって、コードそのものの味わいが変ると同時に、コードプログレッションの流れが円滑化することもある。

転調

[てんちょう] modulation(英)。曲の途中で調が変わること。モダンジャズのアドリヴの中では、調が変わるところでのフレージングの処理が1つの聞かせどころになる。

テンポ(tempo)

[てんぽ] 音楽用語で、曲のスピードを表わす。リズムという言葉と混同されがちだが、リズムのほうが圧倒的に難解な概念。

テンポの表記は普通、四分音符=120といった形をとる。これはある特定の拍(この場合四分音符)の、1分間における数を表わしている。つまり、一定の周期で登場する拍節のスピードを、テンポと呼ぶわけである。

この表記から明かなように、テンポという概念は拍・節のある西洋音楽的な形態の音楽でなければ、原則的には存在しないといってもよい。

一方、リズムは別項で述べるように、メロディ(旋律)、ハーモニー(和声)とともに、音楽を構成する三大要素の1つと言われているが、その定義は簡単ではない。世界に数多くある音楽のリズムの中には、リズムを感じられるものの、拍節の概念を持たず、テンポを感じることが困難な音楽も存在する。

いずれにしても、リズム、テンポの概念は、音楽がある時間軸上で循環している、という考えのもとに成り立っている。ジャズのように、特徴的なリズムを持つ音楽ジャンルの場合には、比較的わかりやすくテンポ、リズムを感じることができるが、フリージャズなど、こうしたトラディショナルな音楽概念からは離れたところで成立したものも少なくない。

●類義語
リズム

導音

[どうおん] 主音に対して第7音のこと。例えばCに対してはBの音が導音となる。主音へ向かう力が強く、和声の変わり目で用いると、強い進行感を産み出すことも可能。


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