コーダ(coda)
[こーだ] 譜面上の終止部。俗に言うエンディングのこと。コード(code)
[こーど] 和音のこと。ジャズの譜面の場合、Cm、F7といった表記が一般的。また、クラシックなどとことなり、こうした和声を記号的に解釈(例えばドミソとソドミは、クラシック・対位法的解釈の中では別物だが、ジャズ的な和声解釈では同じものとして扱うことができる)し、即興演奏につなげていくこともジャズ独特の方法である。●類義語
コード・プログレッション(code progression)
コード・プログレッション(code progression)
[こーど・ぷろぐれっしょん] 和声の変化のこと。俗に「コード進行」とも言う。C7、Gmなどといった記号表記のみを譜面に記し、それに従って解釈・変換を繰り返して演奏するのが、モダンジャズ即興演奏の基本的な方法である。ジャズのアドリヴ演奏の楽しみ方の1つは、コード・プログレッションと旋律をいかに解釈するかという点にあるともいえる。例えば、ビバップではコードプログレッションを強く感じさせる旋律展開を持つが、ハードバップではブルージーで、メロディアスな旋律を重視するなど、時代、演奏家によってカラーがはっきりと出るポイントである。
●類義語
コード(code)
ツーファイブ
●対義語
モード(mode)
※必ずしも対義語、ということではないが、ジャズの場合にはコード的な音楽:コーダルに対して、モード的な音楽:モーダルが対置されることが多い。
コーラス(chorus)
[こーらす] 曲のメインテーマ部分のこと。「テーマ」ともいう。ジャズのアドリブの場合、基本的にこの部分を繰り返し演奏する。●対義語
バース(verse)
コール・アンド・レスポンス(call and response)
[こーるあんどれすぽんす] 教会音楽などにおいて特徴的に見られる、1人が音を出すともう1人(もしくは全員)がそれに応える、という音楽における応答形式。ブルースの源流の1つと考えられるワークソングやフィールド・ハラーには、すでにその原型が見られる、黒人音楽の大きな特徴の1つ。
ジャズにおいては、ハードバップで顕著に認められる。
●関係記事 ジャズ用語徹底解説 「ハード・バップ」って、なに?
コンボ(combo)
[こんぼ] 少人数編成のバンドのこと。●対義語
ビッグバンド(big band)
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