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ガイドが伝授! ジャズの聴き方教えます Part2(2ページ目)

ジャズって難しい?そんなことありません。皆さん自分の解釈で楽しんで下さい。ワタクシはこんな風に解釈しております・・・

執筆者:佐久間 啓輔

3.アイム・オールド・ファッションド
このアルバム唯一のスタンダード(他は全てコルトレーンのオリジナル)。そして唯一のスロー。ひととおりソロをまわして、リー・モーガンが美しいエンディングで締めくくります。しかしこの曲はコルトレーンのワンホーンで聴かせてほしかったのですが、どうでしょうか…

4.レイジー・バード
リー・モーガンがイニシアチブをとっているように感じますが、実は鉄砲玉。モーガンはテクニック、歌心共に素晴らしいのですが、所詮は18歳。後に出てくるコルトレーンにはとてもおよびません。コルトレーンのむせび泣くような音で吹くフレーズはまるで湧き出す泉のようです。エンディングにふさわしく、全員のソロをフィーチャーした構成になっています。


コルトレーンの自宅の前を通りかかると常にサックスの音が聴こえていたそうです。聴こえない時は留守の時だけで、その他は必ず練習していたというエピソードがあります。ジャズに対して、またはサックスに対して妥協をゆるさない人物だったようです。

マイルスとは違った意味で常に変化し続けたコルトレーンが晩年に行き着いたのはフリージャズ。自分の世界を表現するのに、ルールを決めて演奏するジャズでは限界があったのでしょう。

 

関連リンク:ジョン・コルトレーン

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