コンパクトフラッシュに24bitレコーディングが可能
なぜ、これがMDに比較して圧倒的にいいのかというと、いろいろな理由があります。まずはコンパクトフラッシュにWAVデータとして録音されるので、そのままパソコンへデータを渡すことが可能です。またUSB端子も付いているから、USB経由でデータを渡すことも可能です。
そしてこのWAVデータのフォーマットが44.1kHz/16bitと44.1kHz/24bitという2つのモードがあり、いずれも非圧縮での録音が可能なのです。このことだけでもMDと大きく違うことがわかるでしょう。なお、MP3モードというのも用意されているので、音質にはそれほどこだわらないけれど長時間録音したいなら、MP3を選択するのもひとつの手です。
高性能マイクはSM57、C451などのモデリングも可能
R-1には高性能な無指向性バックエレクトレット・コンデンサー・マイクが搭載されており、本体だけで高音質な録音ができる |
また、コンパクトフラッシュを使い、モーター駆動部分がないため、本体が発するノイズを拾う心配がないのも大きな特徴。そのせいもあって、非常に高音質で録音できるのです。さらにすごいのは、ここにRolandのマイクモデリング技術が搭載されていること。明示こそされてはいませんが、SHURE SM57、AKG C451、ノイマン U-87/48などのモードが入っているので、それっぽい音での録音ができてしまうのです。
またもうひとつチェックしておきたいのがリミッター機能。これをオンにしておけば、過大な入力がきても、音が割れることなくスムーズな録音ができるというわけです。