DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

ポータブルレコーダーレポート EDIROL R-1 & R-4(2ページ目)

練習スタジオなどでの演奏の録音って何を使っていますか?多くの人はMDなどを使っているのではないでしょうか?しかし、より高音質でパソコンとの親和性の高く、しかも持ち歩きやすい機材があるので紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

コンパクトフラッシュに24bitレコーディングが可能


なぜ、これがMDに比較して圧倒的にいいのかというと、いろいろな理由があります。まずはコンパクトフラッシュにWAVデータとして録音されるので、そのままパソコンへデータを渡すことが可能です。またUSB端子も付いているから、USB経由でデータを渡すことも可能です。

そしてこのWAVデータのフォーマットが44.1kHz/16bitと44.1kHz/24bitという2つのモードがあり、いずれも非圧縮での録音が可能なのです。このことだけでもMDと大きく違うことがわかるでしょう。なお、MP3モードというのも用意されているので、音質にはそれほどこだわらないけれど長時間録音したいなら、MP3を選択するのもひとつの手です。

高性能マイクはSM57、C451などのモデリングも可能


R-1
R-1には高性能な無指向性バックエレクトレット・コンデンサー・マイクが搭載されており、本体だけで高音質な録音ができる
さらに、この内蔵マイクが優れもの。通常内蔵マイクといえば、粗悪なものと相場が決まっていますが、R-1のものは、無指向性バックエレクトレット・コンデンサー・マイク。たぶん単体で購入しても5,000~10,000円程度はしそうなものですから、かなりいい音で録れます。


また、コンパクトフラッシュを使い、モーター駆動部分がないため、本体が発するノイズを拾う心配がないのも大きな特徴。そのせいもあって、非常に高音質で録音できるのです。さらにすごいのは、ここにRolandのマイクモデリング技術が搭載されていること。明示こそされてはいませんが、SHURE SM57、AKG C451、ノイマン U-87/48などのモードが入っているので、それっぽい音での録音ができてしまうのです。

またもうひとつチェックしておきたいのがリミッター機能。これをオンにしておけば、過大な入力がきても、音が割れることなくスムーズな録音ができるというわけです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます