しかし、なぜこんな問題が起こるのでしょうか?また、どうしたらこれらのトラブルを回避できるのでしょうか?

これは結構難しい問題で、そもそもCD-RやCD-RWがどのような仕組みでデータが書き込まれ、どうやって再生させるのかということと関連してきます。こうした詳細の仕組みについてはここでは割愛しますが、簡単にいうとCD-R/RWに対してレーザーを照射し、細かな凹凸を作ることで、データを書き込んでいます。そして、プレイヤー側では、そこに別のレーザーを当て、その反射状態から凹凸を感知し、それを元にデータとして読み取るというようになっています。

乱暴にいってしまえば、この凹凸がキレイに焼けているかどうかが、このトラブルを引き起こす原因となるのです。そもそもCD-RはCDと比較して、この凹凸が甘くなってしまいます。もう少し厳密にいえば反射率が違うため、どうしてもCD-Rのほうが光学的にいって読み込みにくい構造になっているのです。この反射率に関していうと、CD-RWのほうがさらに悪いため、結論的には
  CD > CD-R > CD-RW
という順番で読み込みにくくなっているのです。そのため、CD-Rに焼いたものはトラブルなく再生できるけれど、CD-RWだとうまくいかないという例はかなりあります。

またパソコンのCDドライブは反射率の低いCD-RやCD-RWを読み取れるように調整がされていますが、それを前提としていないオーディオのCDプレイヤーの場合、トラブルが生じやすいというのも事実です。最近のCDプレイヤーだと、CD-R/RWを考慮しているものが多く、問題が起きないようになってきていますが、とくに古いプレイヤーだとトラブルの発生率は高くなってきます。

では、古いプレイヤーの場合は諦めなくてはいけないのかというと、そうではありません。ここにはうまく焼くコツというのがあるのです。絶対的な方法ではありませんが、このコツを利用することで、かなりトラブルは回避できるので、試してみる価値は高いでしょう。

その最大のポイントはCD-Rのメディア選びにあります。まあ、CD-RWはなるべく使わないというのは当然として、CD-Rを使う際にもメディアによって大きく違ってくるのです。では、どれを選べばいいかというと、それは自分の持っているドライブが推奨しているメディアを選ぶことです。おそらくドライブの説明書を見ると、推奨しているメディアメーカーや具体的なメディア名が記載されているはずです。まずはそれを選んでみてください。比較的多いのは太陽誘電のThat'sブランドのメディアを指定しているケースです。そもそもCD-Rを開発したオリジナルメーカーでもあるので、これがリファレンスとなっているのでしょう。