DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

【新製品紹介】 Roland2002秋の新製品(2ページ目)

9月19日、Rolandが新製品発表会を開催しました。今回発表されたのはLogicを中心としたパッケージ製品やエフェクト、アンプ、音色ライブラリなど。それぞれを簡単に紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

次に紹介するのはBOSSブランドのギター用エフェクタ
   Digital Delay DD-6
   Digital Reverb RV-5
の2製品。いずれも従来からあったデジタルディレイDD-5、デジタルリバーブDV-3の後継製品なのですが、特徴はいずれも2IN/2OUTのステレオ仕様となったことです。
 それぞれを簡単に紹介するとDD-6は最大5.2秒のロングディレイが可能となっており、ホールド・モードを用いることにより、フレーズをどんどん重ねて演奏することができます。つまり、1人で簡単に壮大なギター・オーケストレーションを演出することができるのです。また、ディレイのフィードバックにより幻想空間を作り出す、ワープ機能をディレイとして世界で初めて搭載しています。
 一方、リバーブのほうは“ビヨン”という余韻が残るスプリング・リバーブをモデリングによって実現しています。なかなかリアルなスプリング・リバーブとなっていて、昔っぽい効果を出すことができます。また、残響音の凝縮で特殊効果が得られる新開発のゲート・リバーブを搭載するなど、なかなか面白い製品に仕上がっています。
 ギター関連においては、もうひとつギターアンプのVGA-3が発表されました。これは出力50Wという強力なものなのですが、RolandのCOSM機能によって非常にユニークで、かつ使えるギターアンプに仕上がっています。つまり、アンプのシミュレーション機能やエフェクト機能などが搭載されているわけですが、すぐに役立つのがアンプのシミュレーション機能です。JC-120はもちろん、人気のスタック・アンプやコンボ・アンプなど10種類のアンプサウンドを再現してくれます。またエレキ・ギターでアコースティック・ギターのサウンドを得られるシミュレーターもなかなか便利です。実際音を聞いてみても、まさにエレアコというものになっていました。
 アンプにおいては、VGA-3のほかにもKC-60という40W出力の2ウェイ・スピーカーのキーボードアンプも発表されていました。
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