まず、DTM・デジタルレコーディング系のユーザーにとってもっとも注目すべき製品は
Studio Package Pro
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以前のRoland Studio Packageでは、デジタル・ミキサーとしてVM-3100Proという製品が使われていましたが、今回の製品では、これまで未発表のデジタル・ミキサー、SI-24というものになっています。
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では、そのSI-24をPCとどのように接続するかというと、RolandオリジナルのデジタルI/F、R-BUSを用いて行います。これは前製品と同様にPCIバスのR-BUSインターフェイス、RPC-1を用いて接続するようになっています。もちろんPCIバスのカードなのでWindowsでもMacでも双方に接続することが可能で、SI-24側の入出力やパラメータの動きをすべてPC側で捉えたり、コントロールすることができるようになっているのです。
そして、バンドルされているのはLogic 5をベースとしたオリジナルバージョン、Logic RPC Proです。ここで少し気になるのは、Windowsへの対応状況ですが、Studio Package ProにバンドルされているのはWindowsとMacintoshのハイブリッド版。つまりWindowsにも対応しており、今後もバグフィックスなどの形で当面はサポートしていくということなので安心です。もちろん、Macユーザーであれば今後のLogic5の新バージョンへのアップグレードパスが用意されているので、まったく心配ありません。
9月中には発売とのことで、オープンプライスとなっていますが、店頭予想小売価格は14~15万円程度となっています。