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【デジタルレコーディングの基礎知識】その3 24/96って本当に意味あるの?(2ページ目)

最近、よく言われている24bit/96kHzでのレコーディング。普通はCDの16bit/44.1kHzで十分すぎるほどの音質に感じますが、24bit/96kHzレコーディングって本当に意味があるものなのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

■明らかに違いがわかるクラシックにおける24bit

しかし、最近のデジタルレコーディングの世界では24bit/96kHzというのが合言葉のように言われています。当サイトのユーザーアンケート「あなたの一票」の結果では、まだ24bit/96kHzが主流とはいえなかったものの、29%のユーザーが24bit/96kHz対応のオーディオカードを使用しているという結果もありました。

でも、もしCDのクォリティーが人間にとって必要十分であるとしたら、24bit/96kHzなどいらないのではないでしょうか? これは、メーカーが高スペックなものを、あおり、ユーザーがそれに乗っただけということなのでしょうか?

まだ一般には24bit/96kHzのサウンドを聞く機会はなかなかありませんが、DVD Audioが24bit/96kHzのサウンドを提供するようになり、それに対応するプレイヤーも少しずつ増えてきています。

それに伴い、家電店やオーディオ専門店などでは、DVD Audioの試聴ができるコーナーが設置されるケースも増えてきているので、一度そのサウンドを聞いてみてください。

これを聞くと、確かに非常に澄んだいい音がします。でも、それは24bit/96kHzのせいなのか、そのオーディオシステムがいい機材であるせいなのか、よく分かりませんよね。もし、同じ曲のCDとDVD Audioがあったら、それを聞き比べてみるといいでしょう。

大音量のところを聞いていると、実はそれほど違いを感じないと思います。しかし、クラシックなどで、曲が静かに始まるところなどを聞くと、明らかな差が感じられると思います。

なぜなのでしょうか。それが24bitの持つダイナミックレンジが意味するものです。サンプリングビットは音量をどれだけ細かく表現するかを意味し、これがダイナミックレンジと直結するのです。ロックなどを聞く分には、それほどダイナミックレンジを必要としませんが、音の大小に差があり、小さい音の演奏でも、微妙さを表現するクラシックの場合、これが大きくものを言うのです。

その一方で、サンプリングレートのほうも、微妙なところで表現力を持っているようです。本来20kHzまでしか聞こえないはずの人間の耳ですが、実際には、より高音も感じ取る能力を持っているため、音に違いを見出すことができるようなのです。
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