イ/そうです!・・なわけないでしょ。競馬番組表は、基礎の基礎みたいなもので、連対馬は書いてありません。実際の戦術としては「過去のレースでどういう戦歴を持った馬が好走したか」がベースなんで(ある程度条件が固定される)重賞レースの方が予想しやすいですね。重賞についてはグレード制以降の全馬柱とか、連対枠に入った馬の成績(競馬四季報をコピー&切り貼り)・・そんな資料を10年分以上作っています。
●で、番組表をどーすれば?
イ/これらの資料を眺めつつ、キーになるレースを探します・・だんだんとアヤしげになってきてますが・・そこで連対した馬とか、入着した馬とかの戦歴をノートに書き出します。そうすると、そのレースの連対パターンなどが見えてきたり・・あ、ホントですってば。影の地道な作業こそがポイントなんです。これは門外不出でお見せできません。(・・でしたが、モザイクを条件に提出していただきました)
●なんか細々書いてますが?
イ/まあ、ほとんど写経の世界ですね。(笑)しかし、これをアナログ思考とナメてはいけません。実際は、出目連動とか、種牡馬とか、サイン的なものとか、総合的に考慮するんですけどね。HPの「これが気になる、競馬のあれこれ」ってコーナーを見てもらえば、雰囲気はだいたい掴めるかと思います。けれど、やっぱり一番重視しているのは戦歴なんです・・ん、なにか不審な点でもあるんですか。どーなんですか。(怒?)
●具体的なサンプルとして?
イ/片岡勁太さんは「競馬は同じことを繰り返すゲームである」と言っていました。ま、あくまでも象徴的な言葉で、残念ながら実際にはそんな簡単にいくことは少ないんですけど、たとえばですよ・・デビューから菊花賞までのスペシャルウィークとナリタトップロード。ホントに同じことをやってましたね。いいですか・・暮れの新馬戦勝ち~年明けの500万ちょい負け~きさらぎ賞1着~弥生賞1着~皐月賞3着~ダービー連対~京都新聞杯連対~菊花賞連対(ハァハァ)どーです。これを早いとこで察知してれば、スペシャルウィークの連対レースではナリタトップロードが本命!という戦法が成り立つわけです。
●わりと普通なローテでは?
イ/いやいや、わからん人だなあ。ここまでソックリな例ってのは、珍しいんです!朝から晩まで競馬四季報とニラメッコしてるボクが言うんだから間違いありません。ナリタトップロードは、きさらぎ賞あたりから「この戦歴はスペシャルウィーク」と天啓を受けました。んで、そのことを予想コラムに書いて本命にしたんです。それ以降も、弥生賞~ダービー~京都新聞杯~菊花賞まで◎に取り上げました。パーフェクト的中だったのは・・自慢するわけじゃありますが、真実に相違ありません。
・・ついに、謎は解明される