競馬概論その４　馬券購入の前に　負けない競馬・当たる馬券の真実(2ページ目)

馬券購入の究極のカタチは１点買いである。単勝なら１頭、馬連なら２頭、最終的に必要なのはそれだけだ。信念を持ってつきつめればよい。考えて考えて考えぬいて決めようではないか。その努力を怠って安易な押さえ馬券をバラバラ購入するのは、自分で自分のクビをしめることにしかならない。というのが私の持論である。

もちろんなにが起こるかわからないのが競馬。アクシデントを想定した押さえをまったく買わないわけではない。しかし「均等買いでオッズ高目がきたらラッキー」などという消極的姿勢はいただけない。押さえは押さえ、基本的に元返しでいいではないか。自分が信念を持って考えぬいた買い目でガツンと勝負することを心がけたい。

では、どのように実践していくか。競馬の基本スタンスは『勝つ馬』を当てることである。『連に絡みそうな馬』『３着までに来そうな馬（ワイド）』を念頭に予想してはいけない。馬券上手な人は単勝を取るのがウマい。それは『勝つ馬はどれか』から狙いを絞っていく予想スタイルを確立しているからだと思われる。どの馬が先頭で飛び込んでくるか、続いてなだれ込むのはどの馬か・・ゴールの瞬間をイメージしよう。私は決して馬券上手ではないが、このことだけは常に意識するようにしている。

そこまでイメージできたら、後は信念を持つことだ。馬券売場でタマタマ話しかけてきたオッさんに惑わされてはいけない。誰がなんと言おうと（レースが終わるまでは）あなたの予想がいちばん正しいのだ。不覚にもハズしてしまった時は、己の未熟さを反省して次に備えればいいではないか。レースは年中無休で毎週土・日（公営なら平日も）やっている。気迫をもって勝負にのぞむのだ！そうすれば競馬の神様はきっと微笑んでくれる。

いかん。ついコーフンして私の嫌いな精神論になってしまった。あまり理論的ではなかったかもしれない。私は納得できないと言われる方がいるかもしれない。しかしベースになっている考え方は間違いないはずだ。また中には『勝つ馬』はどうやって見つけるのか、という質問をしたい方がいるかもしれない。しかし、それを完璧に解説できるのであればなにも苦労しないさ。私にわかるのは＜負けない競馬・当たる馬券の真実＞だけである。それでは気合を入れて今週の予想でもしますか。