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世界初のミュージカル『ベガーズ・オペラ』(2ページ目)

『ベガーズ・オペラ』が初めて上演されたのは、1728年のイギリス。日本で初演されたのは、約300年後の2006年のことです。それから2年、あのエネルギッシュなベガーたちが、さらにパワフルになって、戻ってきました!

執筆者:長谷川 あや


セクシーカリスマのキスシーンは必見!?

裸の王様
ガイドが取材に伺ったのは、東京公演初日二日前の舞台稽古。この日、大阪公演から戻ったキャストたちが、初めて日生劇場入り。舞台衣装を着て、頭から通しながら、立ち位置などを確認していました。

舞台稽古に先駆けて行われた合同取材では、もてもて男(でも追いはぎ)のマクヒースを演じる内野聖陽に、「ラブシーンが多いけれど?」なんて質問が寄せられます。「スポーツのような感じ。(キスシーンも)味わっている余裕はないです」とクールな笑顔で答える内野(まさにセクシーカリスマ!)ですが、?嶋政宏からは、「(内野のキスは)荒々しい男のハードなキス」、森からは、「その場面は、わざわざ袖に観に行くくらい」という突っ込みも。終始、笑いが耐えない囲み取材となりました。

役代わりにも期待大!

裸の王様
さて、舞台稽古のほうは──。
東京公演では、公演半ばの3月18日から、役代わりがあります。初演から大阪公演、そして、東京公演の3月16日まで、?嶋政宏が務めるピーチャム役が、18日より、橋本さとしに変更に(なんでも、?嶋ピーチャムは放浪の旅に出るそう)。それに伴い、16日まで橋本が演じるフィルチ役も、原田優一が担当します。というわけで、この日の舞台稽古では、まず?嶋ピーチャム、橋本フィルチで稽古を行った後、すぐ同じ場面を橋本ピーチャム、原田フィルチバージョンで通すというやり方。同じ台詞、同じ歌、同じ演出でも、役者が変わると、こんなに印象が違うんだー! と、生の芝居の楽しさを再認識しました。

次ページでは、舞台稽古の模様を、写真でご紹介していきます。
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