奈良の観光・旅行/奈良の基本情報

はじめての奈良(2ページ目)

710年に都が作られ、国宝や世界遺産となる神社・仏閣が数多く建てられた奈良。ここではそんな長い歴史を持つ奈良を、東大寺など重要なお寺が数多くある北部、昔ながらの風景が残る西部、飛鳥時代の中心地だった中部・東部、自然の宝庫である南部と、4つのスポットに区切ってご紹介します。

執筆者:山葉 のぶゆき

西部(斑鳩)

斑鳩の深い緑に囲まれた法起寺

斑鳩の深い緑に囲まれた法起寺

奈良市街から約1時間程度電車に揺られると、奈良県中部の西側、斑鳩町に到着します。田園風景が広がるこの場所では、奈良盆地を囲む山々が見渡せ、日本の原風景を感じることができます。3日以上滞在される方は、是非この辺りにも足を運んでみてください。

斑鳩地区で最も有名なスポットといえばやはり「法隆寺」でしょう。聖徳太子が創立した寺院とされており、世界最古の木造建築物。もちろん世界遺産にも認定されています。周囲の田園風景に浮かび上がる法隆寺の五重塔の姿は大変美しいので、散策ついでに少し歩いて遠くからも眺めてみてください。

昔から変わらない斑鳩の里の町並み

昔から変わらない斑鳩の里の町並み

またここ斑鳩には、法隆寺と並び太子御建立七カ寺として数えられる「中宮寺」「法起寺」もあります。中宮寺は塔と金堂の配置が法隆寺の真逆であることでも有名で、法隆寺は僧寺、中宮寺は尼寺として当初から計画されていたと考えられています。「法起寺」も別名岡本尼寺、池後尼寺とも呼ばれる尼寺で、622年~638年に創立されたと伝えられる歴史あるお寺です。

この法隆寺、中宮寺、法起寺は歩いて30分ほどで巡れる位置にあり、斑鳩の風景を楽しみつつ散歩気分で回るのが人気のようです。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます