歌舞伎/歌舞伎関連情報

新派120周年 歌舞伎とは深い縁!(3ページ目)

「新派」という演劇、見たこと・聞いたことはありますか。おそらく歌舞伎よりも「見たことない」という人は多いのではないかと思います。

執筆者:五十川 晶子

6月の新派120周年記念公演は、三島由紀夫の『鹿鳴館』と泉鏡花の『婦系図』。
特別参加するのが、昼の部『婦系図』の早瀬主税に片岡仁左衛門、夜の部『鹿鳴館』の影山伯爵に市川團十郎。

その制作発表の模様をどうぞ。

新派120周年公演制作発表より



水谷八重子さん
「120周年という記念の公演に、ゾクゾクするような喜びと押しつぶされそうな不安でいっぱいです。仁左衛門さんと團十郎さんのお二人の胸をお借りして、さらに今後の新派のスタートなれるようにと思います」

波乃久里子さん
「お蔦役に対して、何十年たっても八重子先生のお蔦が残っている。でも今回は、仁左衛門さんと二人でお蔦を作っていきたい」

市川團十郎さん
「歌舞伎座も120周年を迎えます。市川團十郎の12代目として、この記念の公演に連なることができてうれしい。歌舞伎は旧派となるわけですが(笑)ぜひ応援したい。
江戸時代から、人々の感性に合わせてきた歌舞伎。9代目團十郎が一生をかけて取り組んだ新しい演劇の時代、川上音二郎夫妻や女優とも9代目は縁が深かった。新派とは兄弟のような関係ではないかと思っております」

片岡仁左衛門さん
「新派も、今の現代劇も、考えたら元はひとつです。新派も古典になってきている部分は、歌舞伎と共通するのでは。歌舞伎の延長として新派をとらえています」

さらに新派公演に初参加する
西郷輝彦さん
「新派は全く初めて。戦々恐々としています」
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