歌舞伎/歌舞伎関連情報

長谷川町子が描く、懐かしい歌舞伎(2ページ目)

『町子かぶき迷作集』 初版の連載は昭和27年から31年。まさに十一代目團十郎丈の海老様ブームだった頃のものでしょうか。

執筆者:五十川 晶子

3月15日の朝日新聞に「サザエさんをさがして」という企画ページがありました。
そこで「海老さま」と題して、十一代目團十郎が長谷川町子の意中の人だったのではないかという記事が書かれています。
その横に4コマのサザエさんマンガも。

ある主婦がサザエさんに
「あたしうらぎられたわ! じつは子供が二人まであったんです」
タラちゃんをおぶったサザエさんは、
「まアおたくのご主人が!!」
そこへその主人が現れて
「いいえ海老蔵ですよ」
その主婦も違う違うと手を振っている。

そんな4コマです。

海老様の一挙手一投足が長谷川町子だけでなく、当時の女性たちをキュンとさせていたのでしょう。
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