歌舞伎/歌舞伎関連情報

正月は歌舞伎三昧で その1 歌舞伎座(2ページ目)

2008年歌舞伎座は120周年を迎える。「寿初春大歌舞伎」と銘打って、昼の部、夜の部、絢爛豪華な演目と役者の大顔合わせでにぎわう。

執筆者:五十川 晶子

昼の部

一、猩々(しょうじょう) 
二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
三、けいせい浜真砂(はまのまさご)
四、魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)
五、お祭り

という狂言立て(プログラム)。
『猩々』は踊りの演目。猩々は酒が好物。酒売りのすすめるままに酒を飲み、上機嫌となって舞ってみせる。

『一條大蔵譚』
源義朝の妻だった常盤御前の本心は平清盛を討つこと。阿呆を装っていた大蔵卿は常盤御前を娶ったが、意外にも大蔵卿がとった態度とは?

『けいせい浜真砂』
南禅寺の山門で傾城の真砂路は、真柴久吉(羽柴秀吉)に滅ぼされた武智光秀(明智光秀)の娘。父の仇を討とうと機会をうかがうが、そこへ久吉が巡礼姿で現れて・・・。

『魚屋宗五郎』
旗本へ遣わしていた妹のお蔦を不義の罪で手討ちにされた宗五郎は、お蔦が悪人たちのわなにはまっていたことを知り、断っていた酒を飲んでその旗本の家へと訴えに行く・・・。

『お祭り』
日枝山王神社の祭礼が終わり、鳶頭がにぎやかに踊る。

なんと昼の部は五幕というぜいたくさ。
軽やかな舞踊あり、ドラマチックで重厚な一幕あり、存分に歌舞伎を味わってほしい。
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