正月ならではのイベントは外せない!というわけなので、この演目は筆者も観たことがありません。どうやら源頼朝に反逆する基礎義仲の遺児・清水冠者義高が物語の中心人物。だけど、『鈴ケ森』という演目でおなじみの白井権八や、鼠小僧、化け猫騒動でお馴染の岡崎の猫、八百屋お七など、歌舞伎おなじみの主人公たちが入り乱れ次々登場、時代も場所もワープしまくりで、舞台は京から日本橋へとスピーディーに展開していくという物語のようです。この、物語の世界観が次々変わったり、入れ子になったりする感覚も、歌舞伎ならでは。ツッコミどころ満載の筋立てだからこそ、役者の多様な魅力が楽しめるわけです。さらに国立劇場の初春歌舞伎でうれしいのは、お正月らしい数々のイベントです。初日(3日)は10時45分から鏡開き、7日まで幕間や開演前に獅子舞があり、9日から13日の間は大劇場ロビー2階で茶道裏千家のお茶席(有料)も用意されているとのこと。また、千秋楽(27日)までは毎日手拭い撒きがあるとのこと。正月ならではの特別なイベントなので、是非参加したいところです。チケット情報などはココからどうぞ。その3へ続きます。【編集部おすすめの購入サイト】Amazonで歌舞伎関連の商品をチェック!楽天市場で歌舞伎関連の商品をチェック!前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。