月刊 原史奈 667円 新潮社
総合評価☆☆☆☆☆
「ヤングジャンプ」第9回全国女子高生制服コレクション・グランプリ受賞、制服が似合う正統派アイドルとしてシャープな顎、端整な顔立ち、長い髪。これ以上ない清楚な雰囲気を持った原史奈の果敢な「月刊シリーズ」への挑戦。オフィシャルサイトにも一部掲載されているが、ファースト写真集と比較してもらうとその変貌はより際立つ。発売先行の週刊誌FLASHでも袋とじで扱われていたことからも「月刊原史奈」の話題の様が伺える。月刊シリーズでももちろん各写真集によってテイストが異なるが、ここまでかという位の「各部位」へのアップが月刊原史奈のテイストとなっている。清楚な原史奈をフェティッシュ(呪物。異性の身体・衣類・所持品などの事物に対し、異常に執着・愛好する態度。by 大辞林) の域から撮影されたようなアップの連続。
体全体が確認できるようなカットは数枚しかない。顔なし足アップ、ブルーの短パン?の開脚股間部位のアップ、産毛が見えるくらいの乳房、ひざ、後背筋の一部、耳とうなじのアップ、パンをほおばる口元の版型に収まらないほどのアップなど迫力度が高い。正直、どこの部位なのかがわからない写真もあるほど。原史奈の素材もさることながら、週刊朝日の表紙の撮影を篠山紀信氏から引き継いだという藤代冥砂氏の女性撮影の上手さが際立つ一冊。原史奈の素材、ユニークな撮影法とお奨めできる一冊。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。