邦画の主流はアニメとドラマ原作映画
『世界の中心で、愛を叫ぶ』は邦画ブームの火付け役?邦画作品歴代10位の中で、アニメでもドラマ原作でもないのはこの作品のみ。 |
また、100位以内のほぼ半数がアニメとドラマ原作作品。ドラマ原作でもアニメでもないここ最近のヒット作は決して多くありません。
上位だけ見てみると、04年の『世界の中心で、愛をさけぶ』(興収85億)、『いま、会いにゆきます』(興収48億)06年の『有頂天ホテル』(興収60.8億)、『日本沈没』(興収53.4億)。
『デスノート the Last name』(興収52億)、『男たちの大和 YAMATO』(興収50.9億)。07年の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(興収45.6億)、『武士の一分』(興収41.1億)。
以上の8作品が40位以内の文字通りのヒット作品です。『ザ・マジックアワー』が現在25億突破していますが、08年にアニメでもドラマ原作でもない邦画のヒット作は何作品生まれるのでしょうか?
ドラマ原作邦画ベスト10
1998年の『踊る大捜査線』はドラマ原作映画ブームを作り、邦画ブームのきっかけになった作品? |
7位『アンフェア the movie』(07年、興収27.2億)、6位は、現在公開中『相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』(08年 現時点で42億突破)
5位『西遊記』(07年、興収43.6億 歴代32位)。4位『LIMIT OF LOVE/海猿』(06年、興収71億 歴代13位)、3位『HIRO』(07年、興収81.5億 歴代10位)。
2位『踊る大捜査線』(98年、興収85億 歴代8位)、そして1位は『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年 興収173.5億 歴代4位)という結果になりました。
こうして見ると、ドラマ原作映画の人気はごく最近のものだとわかります。また今まで邦画のヒット作をほぼ独占していたアニメ人気に一石を投じた役割があるような気がします。
6月28日(土)より公開になる『花より男子ファイナル』は、どれほどの人気を獲得するのか興味深いのでは?
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