身近にはいて欲しくないアンチヒーローですが、映画の世界では突出した魅力を持って存在しています。今回はアンチヒーローが愛されるのはなぜなのかに迫った特集の一回目です。

悪への一線を踏み越えるアンチヒーローたち

ランボーの画像
最新作『ランボー 最後の戦場』が公開される『ランボー』シリーズも、アンチヒーロー映画の代表格。
簡単に善人・悪人という範疇に分けられないのが、映画の中のアンチヒーローたちです。2004年に英誌が発表した”あなたが愛する憎むきキャラクター”ベスト10を見てみると個性際立つ有名キャラクターの数々がランクインしています。

10位に『ランボー』のジョン・ランボー、9位に『ニューヨーク1997』のスネーク・リプキン。ここまではまだ、大悪というわけではありません。

8位『狙撃者』のジャック・カーター、7位には、『羊たちの沈黙』ハンニバル・レクターがランクイン。6位には『マッドマックス』のマッド・マックス、5位には、『時計じかけのオレンジ』のアレックスなど、濃い存在感を誇る面々が選ばれています。

アンチヒーローランキング1位はあの危険な男

フォーリング・ダウンの画像
キレる大人やモンスターが歩き回る今こそ見たい『フォーリング・ダウン』
4位に『ダーティハリー』のハリー・キャラハン、3位には『フォーリングダウン』のD-フェンス、2位には『レオン』のレオン、1位には『タクシードライバー』のトラビス・ビックルがランクイン。

忘れられない映画の忘れがたいキャラクターばかりです。『フォーリングダウン』は普通の生活をしている男が、突然キレてしまうストーリー。わたしたちが普段かろうじて抑止している一線は、思ったより薄いのかもしれないと思わされます。

アンチヒーローの映画を見るとき訪れるのは、日常の生活に積み重ねられる不満を一気に解消してくれる爽快感なのかもしれません。

次回は”アンチヒーロー”特集の二回目。わたしたちが引き寄せられるアンチヒーローが持つ独特の資質について。そして最近の映画のあのアンチヒーローたちを特集します。


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