生き物系ジャンルのおすすめB級映画
『スネークフライト』はB級映画の楽しさが思う存分発揮された作品。 |
全米映画興行一位を記録し、アメリカを代表するスター、サミュエル・L・ジャクソンが主演を張るパニックホラー大作です。原題は「SNAKES ON A PLANE」飛行機に蛇という、そのままの題名が面白いですね。数千匹の毒蛇と飛行機に同乗するという戦慄のアイデアと、飽きさせない面白さで描いたデビッド・R・エリス監督の手腕はさすがです。
『トレマーズ』
闇に隠れた『エイリアン』の逆を行き、昼間の乾いた砂漠で繰り広げられる怪物と人間の真っ向勝負を描いた、ケヴィン・ベーコン、フレッド・ウォード主演の作品。B級というと『トレマーズ』というイメージがあるほど、よく知られた作品です。人気を博したため、オリジナルムービーとして、4作目まで作られています。2作目は、フレッド・ウォードが復帰。3作目以降は、銃マニアを演じていたマイケル・グロスが中心人物を演じています。
『ディセント』
洞窟での暗闇の死闘を描いたホラー『ディセント』は、閉所恐怖症の人には耐えられない怖さが満載の作品。ニール・マーシャル監督は、デビュー作『ドッグ・ソルジャー』で注目を浴びたヨーロッパ系B級映画監督です。3000メートルもの深さの洞窟の中で、女性グループが暗闇で出会ったものは?
独特な映像美やサスペンスで魅せるB級お勧め映画
ウォーシャースキー兄弟のスタイリッシュなクライムムービーは必見作。 |
『マトリックス』のウォーシャースキー兄弟の初監督作品の『バウンド』は、珍しく女性の2人組が主人公の斬新でスタイリッシュなクライムムービー。ジーナ・ガーションとジェニファー・ティリーが魅惑的な姿を見せてくれます。映像と練られた脚本が魅力的です。
『レモ/第一の挑戦』
『トレマーズ』でもいい味を出していたフレッド・ウォードが、韓国の秘術シナンジュを体得した主人公を演じて、『マトリックス』より以前に、弾丸よけを披露してくれています。面白い作品なのに「第二の挑戦」が作られていないのは、フレッド・ウォードが地味だったという意見もありますが、続編を待ち望んでいるファンも多いはず。
『ハイランダー 悪魔の戦士』
公開中の映画『バイオハザード III』で復活したラッセル・マルケイ監督のブレイク作品。MTV出身者らしいスタイリッシュな映像美と、クイーンの音楽で、当時のファンをうならせました。不死の一族を描いたSFファンタジー作品ですが、舞台は現代のニューヨーク。そのミスマッチ感と、チャンバラ風味が人気。『ハイランダー』シリーズは、その後テレビ作品も含めると、10作品も作られています。
B級映画作品は最近は怪作のZ級作品の人気に押されているような気もしますが、やっぱり考え込んだりする必要もなく、一番気楽に見れる映画です。低予算でも面白さがぎっしり詰まった作品もあるし、予算が高くて高名なスターを使っていても、なぜかB級テイストな作品もあります。たまには肩の凝らないB級映画で、グルメ心を満たしてみるのはいかがでしょうか?
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