3/3 ジョディ来日！ハンサム女性に学びたい [映画] All About

勇気について、一線を越えることについて

映画のタイトルにもある勇気に関しては、この作品の「ブレイブ＝勇気」には皮肉も含まれているのではないか、とジョディ。それでも彼女の、｢私は生きたい」と、バイオレンスを通じて、自分を発見していくサバイバルの道は、勇気ではないか。でも、プライベートでは、｢私、ジョディ・フォスターは、あまり勇気はない女」と謙遜。

ニール・ジョーダン監督は、勇気があり過ぎて、誰も彼の家には近づかないそうです。ジョエル・シルバーは、ジョディ・フォスターは、とても素晴らしいパートナーであり、このような映画を作るということは、勇気を見せつけてくれたとのこと。

この映画のテーマのひとつ、一線を越えるということに関しては、「超えられない一線というのは、あいまいでもあり、大なり小なり、私たちは毎日一線を越えているのではないか」とジョディ。もちろん、この映画のエリカのように劇的な一線を越えることは滅多にない。女優として、撮影現場で毎日劇的な一線を越えているわたしは、幸運なのかも、と笑顔で答えていました。ニール・ジョーダン監督にとっては、｢一線を越える｣というテーマは、『ブレイブワン』に惹かれた理由のひとつでもあったそうです。

銃と復讐について

わたしは、政治的な発言はしません。と、はっきり宣言したジュディですが、銃を持つことに関しては、｢銃を持つことにより、パワーを持ったような気がして、歩き方も、自信や、自分についての考え方も変わる」とのこと。でも、それは偽りの自信であり、エリカのように、銃を持つことによって自分を見出すというプラスの面もあるかもしれないけれど、銃は、人をモンスターに変える。結論として、誰かが死んでしまう。マイナスの力は、計り知れないと、印象的な発言をしていました。

復讐したいと思ったことはありますか？という質問には、人間なのでみんな傷つくし、それは私も同じ。自分が蒙った痛みは、相手にも与えたいという気持ちになるのが普通。私たちは、文明人なので、滅多に現実に行動を起こすわけではありませんが、映画ように、そうせずにはいられない、と思うことは、誰もが感じることではないでしょうか？

また、個人的には、電子機器は苦手で、普段は見せないフラストレーションが爆発します。我を失い、怒りとフラストレーションで、復讐したい気分になります、と白状したジュディは、会場の笑いを誘っていました。

ジョディ・フォスター流ハンサムウーマンの秘訣は、常に物事の本質を見抜こうとする姿勢かもしれません。一つ一つの質問に、誠実に丁寧に答えていくジョディ。大人の女性としての落ち着きと、たまに見せてくれる素顔が魅力的でした。シックなパンツスーツに、とても高いヒールのパンプスがとても似合っていました。

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【関連リンク】
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