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ジョディ来日! ハンサム女性に学びたい(2ページ目)

『ブレイブワン』のプロモーションで、ジョディ・フォスターが来日。知性派女優として、またハリウッドを代表する女優としても貫禄の存在感を見せるジョディ。彼女のハンサムな魅力に迫ります

執筆者:オライカート 昌子

消えることはない、主人公エリカへの共感

ブレイブワンの画像
エリカの姿に共感する観客は多いはず。(C)2007 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
『ブレイブ ワン』のテーマは、誰もが見終わったとき、深く考えざる得ないほど深遠です。それに関して、ジョディは、「彼女の行動は間違っている」と、断言。暴力はすべてを破壊するとも。でも、それでもなお、エリカは美しく、エリカの辿る道を同時になぞる観客は、彼女に共感してしまう。彼女も彼女の行動は間違っていると知っている。それでも、そうせざる得なかったところを描くところに、この映画のパワーがあると思うと、ジョディ。

一般に女性は、暴力によってひどい目に会うと、内にこもってしまう。お酒に溺れたり、子供を虐待したりする。でも、エリカはそうではなく、「私は破滅したくない。だからあなたを破滅させる」というタイプ。そういう女性がいるのだろうか、と初めはとても驚いたというジョディ。でも、そういうユニークさは、撮影を続けるうちに、誰もが抱える「ファンタジー」なのではないかと思ったそうです。

初めの脚本では、エリカはラジオのパーソナリティではなく、新聞記者。話も真相を探っていくミステリー仕立てだったそうです。でも、ジョディの提案で、ラジオのパーソナリティにすることで、彼女の声が、作品にトーンを与え、自分の中の知らない他人を発見していくストーリーになったとのこと。

次ページは、勇気と一線を越えることについて語ってくれました。
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