2/3 スパイダーマンで学ぶネガティブ脱出法 [映画] All About

誰もが持っている闇の見極め方

自分には、隠されているダークサイドなんてない。と思っているとしたら、それは危険なことかもしれません。誰もが愛するヒーローのスパイダーマンだって、時にダークに冒されるのですから。

映画の中でも、自分には欠点なんてないと思っているのは、悪の条件。ヒーローの方は、自分の弱みも欠点も心得ている方です。

ネガティブ性を抱えていても、大丈夫だと思うのが先決。そうすれば、自分の中の嫌な、抱えていたくない部分を見つけても、ショックを受けたり、がっかりすることはないはず。

それを見つけ、認めることで、ネガティブ性は弱まり、知らずにそれに左右されることはなくなります。

それでは、どうやって見つければいいのでしょう？　今まであれほど、恐れ、隠してきたのに。

他人や物事の中に、嫌で嫌でたまらないものがあるとしたら、それは、自分の中にも、同じ要素があるのかもしれません。表面には出ていなくても、自分の中で隠された欲望として沸々と自己主張していたりする可能性もあります。

何か上手くいかないことがあれば、立ち止まって考えてみるのも方法。ゆっくり自分と対話してみるのです。そうすると、無視していた部分が、邪魔しているのに気づいたりします。

ダークサイドに気づくと、人生がパワフルになる

ダークサイドに気づいたからといって、アナキン・スカイウォーカーのように、悪に染まったままになることはありません。自分の隠れた欲望や、ネガティブ性に左右されるのは、それがあるのに気づかない場合に起こります。

気づいた段階で、闇を飼いならし、自分のパワーにすることができます。それは、心理学用語では、｢統合｣と呼ばれています。ダークサイドを見つけ、統合すれば、闇の部分に左右されるるかわりに、自分自身を中心に据えることができて、自由度が増すのは確実。

自分が「善」だけだと考えていたら、自分の「悪」を見つけたら、足が止まります。ネガティブ性を、悪と考えていたら、いつのまにか、自己嫌悪に陥ることもあります。

人には明るい部分も暗い部分もあり、その中から、自分の選んだものを発揮できればいいと思えば、自由度が増すのは当然ですよね。そこから、ポジティブも自由もパワーも生まれるのではないでしょうか？
次ページでは、ダークサイドを見つけた後、それを生かしてネガティブを脱出する方法を掲載します。