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ジェニファー・コネリーに学ぶ魅力アップ術(2ページ目)

『ブラッドダイヤモンド』のプロモーションで来日したジェニファー・コネリーの魅力の秘密を探ります。併せて、来日会見の模様もお伝えします。

執筆者:オライカート 昌子

POINT1 美しさと大胆さ

ビューティフル・マインドの画像
ジェニファー・コネリーは『ビューティフル・マインド』でアカデミー助演女優賞を受賞
少女時代から清楚な美しさに定評があるジェニファー。アイドル女優として、数々の映画に出演してきましたが、もうひとつの顔も有名。人気の低迷もあったものかもしれませんが、きわどいシーンのある映画でも、ためらわずにどんどん出演していく姿勢です。

脱いでも美しさには変わりはないのですが、『レクイエム・フォー・ドリーム』では、過激すぎるという意見も。その反面、この映画で彼女の評価が、上がったのも事実。この作品で、2000年度インディペンデンススピリット賞の助演女優賞にノミネートされ、演技派として生き残る、きっかけにもなります。

こだわらずに出演作を選んでいくことで、美しさ以外の点でも注目されることになりました。美しさも若さも一時。それに頼らずに、自分の新たな面もどんどん開発していこうとするところは、見習いたいですね。

POINT2 たくましさ

砂と霧の家の画像
『砂と霧の家』では、アカデミー主演女優賞にノミネート
20歳代では、一時人気が低迷。『ロケッティア』で共演したビル・キャンベルとは、婚約までしたものの、5年間の交際の末、破局。97年には、未婚で、カメラマンのデイビッド・ドゥーガンとの子供を生み、シングルマザーになりました。この面だけでも、人も羨むセレブの生活を送っていると言うよりは、私たちと変わりない、浮き沈みのある人生を生きているように思います。

でも、それだけではないのが、凄いところ。『レクイエム・フォー・ドリーム』で、麻薬に溺れる女性を演じた後、『ポロック』で、画家ポロックの愛人を演じ、ついに、『ビューティフル・マインド』で、実在の科学者、ジョン・ナッシュの妻アリシア役で、アカデミー助演女優賞を受賞するのです。

『ビューティフル・マインド』で共演した、『ウィンブルドン』などのポール・ベタニーと結婚。03年にポール・ベタニーとの間に息子が生まれ、2人の子供の母になります。

『ビューティフル・マインド』でもそうですが、その後の『砂と霧の家』でも、『ダーク・ウォーター』でも、幸せとは無縁の苦悩する女性を演じて、共感を呼びます。特に『砂と霧の家』では、精神的に追い詰められ、正気の瀬戸際にいる女性の役で、アカデミー賞に再びノミネートされます。

苦しむ女性を演じていても、彼女の場合は、それをあからさまに表現するのではなく、クールな仮面の中の隠れた、揺れる内面の葛藤を演じるのが上手です。

それは、きっと、彼女の内面の豊かさと同時に、今まで生きてきた経験が生かされているのだと思います。どんな目にあっても、ただでは起きない、女性のしたたかさとたくましさ。それは、だれにとっても強みにしようと思えば、できることではないでしょうか?


次のページでもまだまだジェニファーの魅力の秘密に迫ります。
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