あなたは、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』派?『ハロウィン』派?
ハロウィン映画ナンバーワン『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』っていう意見は多そうですよね |
キャラクターグッズでもお馴染みですが、映画も何度見ても楽しめる傑作です。ハロウィンタウンの住人たちが、クリスマスタウンに乗り込んじゃって、大騒ぎ。主人公のジャックのアンチヒーローぶりのカッコよさにも注目です。
一方、80年代殺人鬼映画のホラーの走りとなった78年の傑作『ハロウィン』も見ごたえがあります。ジョン・カーペンター監督が才能を見せ付けた 低予算ながら静かな恐怖が満ちた映画。ブギーマンのイメージは、その後、『スクリーム』や『最終絶叫計画』などに受け継がれています。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の主人公ジャックが、アンチヒーローながら、クリスマスに憧れたり、どこか人間的で暖かくて魅力的なのに比べて、『ハロウィン』のブギーマンことマイケル・マイヤーズは、人間性を排した徹底的な悪を感じさせます。そこが、またこのシリーズの人気の秘密でもあります。
『ET』か?『キャスパー』か? その他のハロウィン作品
『ハロウィン』のブギーマンは、多くのホラー映画に影響を与えた。 |
同じくスティーブン・スピルバーグ製作チームによる95年の映画『キャスパー』もハロウィンパーティが出てきます。CGと実写がほどよく噛み合って、幽霊ものなのに可愛らしさ満点。子役時代のクリスティナ・リッチも、キュート。カメオ出演でメル・ギブソンやクリント・イーストウッド、ダン・エイクロイドが登場するのも見所です。楽しいけれど、しんみりするところもあるおすすめ映画です。
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ、クリスィナ・リッチといえば、『スリーピーホロウ』もハロウィンのかぼちゃがでてくる作品。
首無し騎士の物語は、日本の耳なし方一のように、アメリカでは誰でも知っている怪談。ディズニーの短編映画にもなっています。それをティム・バートン監督が、映像美たっぷりのゴッシク調の作品として描いています。ジョニー・デップが演じる臆病な捜査官イガボッドは、もとの物語でも臆病のようです。
『ドニー・ダーコ』は、青年の心の闇を描いた話題のリバース・ムービー。『ブローク・バックマウンテン』のジェイク・ギレンホールが出演しています。不思議で面白くて謎めいた映画です。
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