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M-1グランプリ優勝はパンクブーブー!!(2ページ目)

12月20日に開催されたお笑い界最大のイベントの一つ「M-1グランプリ」。栄冠を手にしたのは初出場のパンクブーブーでした。どこに勝因があったのか、そして当ガイドの予想はなぜ外れたのか……。徹底検証します。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

ナイツが目指した優勝への戦略は?

画像の代替テキスト
ナイツ単独ライブ「21世紀大ナイツ展」(DVD)
※デビュー当時の幻のコント「タクシー」から、現代の「ヤホー」ネタまでを収録し、まさにナイツの歴史が分かるスペシャルな内容!!
一方、笑い飯と真逆な戦法を取ったと思われるのがナイツでした。トップバッターという圧倒的不利な立場の中で、彼らが考えたのは「まず上位3位以内に入ること」だったのでは。

そのため、敢えて“ヤホー漫才”を温存し、自己紹介だけで制限時間を使うという変則的作戦に出ました。最終決戦に進出できれば、そこで本領を発揮するという背水の陣を引いたものの、惜しくも4位という結果に終わったのでした。

ただ2010年も当然、ナイツはエントリーし、本命候補となる筈。来年の目玉として大いに盛り上げてほしいものです。

「敗者復活戦」が抱える様々な問題点

敗者復活戦を勝ち抜いたのは、昨年のM-1覇者NON STYLE。本戦でも3位に食い込み、最終決戦へと進みました。当ガイドの予想は大ハズレだったのですが、これに関しては(も?)、言い訳を言わせてください。

敗者復活戦の勝者が、例年ほど本戦で活躍できないとした理由は、今年から地上波全国ネットでの中継が決まったから。しかし、ふたを開けてみると「M-1グランプリ09敗者復活SP」という番組は、予想に反した内容でした。

中継先こそ復活戦会場の大井競馬場ながら、会場で演じられている漫才にはほとんど触れず、大部分が本戦の事前PR。後半には数秒単位に編集された敗者復活戦出場者の漫才がオンエアされたものの、ほとんど意味の無い不思議な構成でした。

最後はきれいにまとめます(笑)
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