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刺激的な同業者批評を見せた「芸人ドラフト」

先日、人気番組「アメトーーク」の中でオンエアされた企画「芸人ドラフト会議」は、一見ジミな雰囲気に反して、刺激的な内容でした。いったいどこが刺激的だったのか?紙上レビューを試みてみます。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

「アメトーーク」に新たな名企画誕生

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アメトーークDVD1 出演:雨上がり決死隊
※常に高視聴率を記録し、数えきれないほどの人気トーク企画でお送りしている「アメトーーク」がなんと3タイトル同時発売!
ある程度好きな企画をやりながら、視聴率もそこそこ見込める。午後11時という時間帯は、いまやバラエティの世界に残された貴重な枠なのかもしれない。

各局とも、趣向を凝らした番組を繰り出してくるこの激戦地で、安定した視聴率を獲得している番組にテレビ朝日の「アメトーーク」があります。毎回独特なテーマトークで、芸人の面白さを引き出し、高い人気を獲得しています。

ただ、先日のテーマ「芸人ドラフト会議」は、それまでの爆笑企画とは一味違い、地味な展開ながら、出演者の一言一言に引き付けられてしまう興味深い内容。滅多に聞くことの出来ない芸人による芸人評を堪能しました。

初冠番組はゼヒこのメンツで!!

ドラフトの参加者は有吉弘行、田村亮、出川哲郎、上島竜兵の4人。彼らがそれぞれ、もしも自分がメインのトーク番組を持った時に、ゲストとして誰をブッキングするかを、プロ野球のドラフト会議形式で選択していくというもの。解説者に関根勤を起用したのも適材適所の感があります。

発案は出演者でもある有吉。この企画プレゼンの回も見てましたが、まさか実現するとは思ってもみませんでした。架空番組のための架空キャストなんて、つかみ所なさすぎと思ったんですが、実際に見てみると、その架空の話に真剣になってるのが何とも言えず面白いんですね。

お互いにかぶらないようピックアップするのがミソで、回が進むにつれて、目当ての出演者候補が少なくなります。ただ面白い芸人を順番に選んでいくわけじゃなく、自分の番組にあったキャラクターを集めないとうまくいかないのもツボでした。

そこで選ばれた面々は…
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