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天下御免のあだ名付け放題芸人・有吉参上!

先輩後輩の区別なく、また芸人かどうかも気にせず、インパクト大のあだ名を付け続ける芸人・有吉弘行。一時、猿岩石として国民的人気を獲得した彼の、鮮やかすぎるキャラの転身ぶりに迫っていきます。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

最近あちこちで良く見る顔

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オレは絶対性格悪くない! (単行本)
有吉弘行 (著)
※初のブログ本。タイトルはその通りだと思います。少なくても当人に自覚はないでしょう(笑)。
ここ最近、各局のバラエティ番組でやたらと目に付くようになった芸人・有吉弘行。元猿岩石の1人といえば、記憶を蘇らせる人も少なくないでしょう。

一時期は、一発屋芸人として登場して、絶頂時と今との落差を突っ込まれるという仕事が多かったものの、いつのまにか路線を変更して、それとともにテレビで見る機会も一段と増えたように思います。

しかも今年は新作DVDとブログ本を立て続けにリリース。なぜここにきて、見事なV字回復が実現したのか? 感動(?)の復活劇に迫ります。

空前のブームとなった猿岩石時代

有吉について語るうえで、忘れるわけにいかないのが、1996年に「進め!電波少年」での活躍で巻き起こった猿岩石ブームでしょう。今から12年前のことなので、しっかり記憶されてる方も多いでしょうが、まずはおさらいまで。

94年に有吉と森脇和成の2人で結成された猿岩石は、太田プロという大手事務所に所属しながら、デビュー当時は目立った活躍はありませんでした。しかし、テレビ企画で、長期にわたりユーラシア大陸を2人でヒッチハイクしたことがきっかけで、空前の人気をつかみます。

帰国後は秋元康のプロデュースにより、名曲「白い雲のように」でミリオンヒットを果たします。お笑い氷河期と言われた当時、芸人の中で彼らだけが突出した人気を獲得していました。

しかし瞬く間にブームは過ぎ……
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