元祖○○甲子園はこれ!!

元気が出るテレビ
『天才・たけしの元気が出るテレビ!!ヘビメタ~ダンス甲子園まで マドモアゼル兵藤バスツアー&踊る緑リクエストセレクション』(バップ)
まんが甲子園、俳句甲子園、料理甲子園などなど、おもに高校生を対象にしたコンテストに「○○甲子園」というタイトルをよく見ます。このネーミング、もちろんあの全国高校野球が開催される阪神甲子園球場からとったものです。

しかし、80年の歴史を誇る高校野球に対して、○○甲子園という大会が行われるようになったのは、それほど昔のことではありません。おそらく、○○甲子園の元祖と言えるのが、あの「天才たけしの元気が出るテレビ」(日本テレビ系)の人気コーナー「ダンス甲子園」です。

爆笑プログラムに出現した感動企画

数々の名企画、珍企画で日本中を爆笑の渦に巻き込んだ「元気が出るテレビ」ですが、1990年に入って始まった企画「制服対抗高校生ダンス甲子園」は、それまでの企画とは一味違った雰囲気を持っていました。高校生のグループが、ダンスナンバーに乗ってオリジナルのダンスを披露するというコンセプトが、視聴者の涙と感動を呼び起こしたのでした。

たちまち人気企画となった「ダンス甲子園」からは、L.L.BROTHERSをはじめ、T-BOYS、インペリアル、れいかん・やまかん・とんちんかん等のスター・ユニットを輩出。ここからプロへの道を歩んだダンサーも少なくありません。

また、出演者の中には「元気が出るテレビ」にふさわしいコミカルなダンスを見せたグループも多く、中でももっとも衝撃的だったのが、アジャコング&戸塚ヨットスクールズのメロリンQこと、山本太郎でしょう。海パン一丁で、ダンスミュージックに乗せて奇妙なダンスを披露。時おり「キュー!!」と絶叫するその姿は、今人気のインパクト芸人たちのネタを、完全に先取りしてました。


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