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芸能界でナベといえば…ナベプロ伝説再考(2ページ目)

「鍋特集」のラストを飾るのは、意表をついて、戦後芸能界を築いてきたナベプロこと、渡辺プロダクションです。今も変わらず多くの人気タレントを生み出しているナベプロのすごさを考えてみたいと思います。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

いまや「ナベプロの若頭」!?

画像の代替テキスト
DVD『中山秀征 ミラクルショットボウリング』(ビクター)
「かくし芸」で披露した「ミラクルショット」が甦る!
クレイジーキャッツに始まり、ザ・ピーナッツ、沢田研二、吉川晃司などなど時代を代表するスターを生み出してきたナベプロ。現在、グループを牽引しているトップランクのタレントといえば、「ナベプロの若頭」の異名を取る中山秀征でしょう。

『ウチくる!?』(フジ)、『ラジかるッ』(日テレ)、『手紙バラエティ 三丁目のポスト』(テレ東)などのバラエティで、軽妙な司会ぶりを発揮しているヒデちゃんですが、肩の力を抜いたMCは、見る側も気楽に見続けられるからか、これまで担当してきたものも含め、長寿番組として愛されることが多いようです。

メインMCとして、番組を取り仕切るというより、他の出演者やゲストの魅力を自然と引き出すパーソナリティが、業界内でも高い評価を得ています。今年の「新春かくし芸」でも、トリネタは堺正章に譲って、一つ前に登場。自由自在にドラム缶をコントロールする至芸「ダンシングドラムフィーバー」で喝采を浴びていました。

ナベの主役といったらヤッパリ……

今回の鍋特集にちなんで、中山秀征の魅力を鍋物の具材に例えるなら、霜降り牛肉、イセエビ、まつたけといった、高級品ながらどうしてもナベの選択肢を狭める食材ではなく、どんな鍋にもうまくマッチする白ごはんなのでは。どんな美味の鍋でも、最後に雑炊となって美味しいところをもっていくところなど、ヒデちゃんそのものといった感じがします。

そんな彼であっても、決して安閑としていられないのが、今のナベプロの層の厚さ。ワイドショーの司会でめきめき実力をつけてきた恵俊彰に、デブタレの代表的存在にまで上り詰めた石塚英彦。そして、ネプチューンのリーダーながら、単独MCも完璧にこなす名倉潤など、まさに才能がひしめいています。

それもこれも、大スターが続々と生まれていた時代であっても『しゃぼん玉ホリデー』『見ごろ食べごろ笑いごろ』『笑う犬の生活』など、最先端のバラエティ作りに尽力してきたナベプロだからこそ。従来からのノウハウと現代を見据える目を持ち合わせていたのでしょう。この2つを両輪として、ナベプロさんには今後も多くの人々から愛されるバラエティを作り続けてほしいものですね。



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