都市伝説に「謎解き」の魅力が加わった
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この「謎解き」があるかどうかが、都市伝説をテレビ番組として成立させるための分かれ目かも。ちなみにSP番組の中で、きっちり謎解き部分まで語っていたのは、ハロバイ関以外には伊集院光だけ。今後はこの点を、他の語り手も改善していかないと、2人にかかる負担は増すばかりでしょうね。
間に挟まれたVTRも結構面白かったとは言え、この番組の肝はやはり語り手がだけ聞く側をひき付けられるかにかかっています。その意味では「人志松本べらない話」に近いものがあるのかも。
またまたテレ東に人気コンテンツ誕生か!?
語り手たちが全員、黒のスーツで正装していたのも、聞き手側にタレントをりと並べたのも、スタッフが「すべらない話」を意識している何よりの証拠でしょう。それだけに番組に賭ける意気込みが伝わってきます。ハロバイ関の決め台詞に「信じるか信じないかはあなた次第」というのがあります。本当かどうか分からないという前提で、繰り出される話を楽しむのは、視聴者が成熟した証拠といえるかもしれません。
テレビ東京といえば、『なんでも鑑定団』や『大食い選手権』など、ユニークな企画を番組化して注目を集めてきた局だけに、この都市伝説企画も大事に育ててもらいたいものです。加えて、そこから第2、第3のハロバイ関が生まれることを大いに期待したいですね。