黒船来襲に揺れる日本(笑)

いま最も勢いに乗っているリア・ディゾンの写真集『ハロリア!Hello! Leah』
「グラビア界の黒船」という壮大なキャッチフレーズを掲げ、まさに日本のグラビア世界に宣戦布告を発したのが、いまもっとも旬なアイドル、リア・ディゾンです。フランス系アメリカ人の母と中国系フィリピン人の父とのハーフでありながら、顔だちはエキゾティックな西洋系。スタイルは大きすぎもせず小さすぎもしない東洋系と、まさな理想的なバランス配分のグラビア・モデルなのです。

ただしグラビアの歴史を正確に踏まえると、「黒船来襲」は今から30年近く前のアグネス・ラム登場の時代まで遡ると思われます(ということは、リア・ディゾンは「セカンド・インパクト」?)。というわけで今回は、日本という世界有数のグラビア・マーケットで開花した、海外発のアイドルたちについて、掛け足で振り返っていきたいと思います。

グラビア界を旋風を起こしたアグネス・ラム

団塊世代の方なら、懐かしいと思わず呟くハズ。『アグネス・ラムのいた時代』で古き良き時代を思い出してください
アグネス・ラムが初代クラリオンガールとして、ポスターやグラビアにその美しいビキニ・スタイルを披露したのが1975年。当時、アグネスといえば、香港の妖精と呼ばれたアグネス・チャンが、アイドルとして絶大な人気を集めていましたが、アグネス・ラムの登場はアイドルのジャンルに、新たな一面を築いたと言えます。

当時のアイドルの水着といえば、競泳用にワンピースが主流。ビキニのグラビアは、何となく別ジャンルというイメージがありました。ちなみにアグネス・チャンの方も、実はラムに負けず劣らずのグラマラスなスタイルだったものの、「アイドルらしくない」というイメージ戦略のもと、胸にさらしを巻いて、逆に小さく見せていたというエピソードもあります。

アグネス・ラムが人気を集めた最大の理由は、もちろんそのグラマラスなスタイルでしょうが、東洋人の遺伝子を受け継いでいることから、その顔だちに日本人が親近感を得たことも一因でしょう。ちなみに、リア・ディゾンも含め、日本で成功した海外出身アイドルのほとんどに、アジア系の血が流れているのは、ただの偶然ではないでしょう。

次のページでは、巻き返しを図る日本人アイドルを紹介します。