信じる?信じない?「都市伝説」ブーム到来

ゴールデン進出で高視聴率ゲット

『ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説』信じるか信じないかはあなた次第

さる８月17日にテレビ東京系で放送された『ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説 ２時間SPECIAL』は、この局のゴールデン番組としては異例ともいえる11.2％という高視聴率を獲得。放送業界を地味に震撼させました（笑）。

もともと土曜深夜の人気バラエティとして、一部の熱狂的なファンを獲得していた『やりすぎコージー』の名物企画を、拡大版としてスペシャル編成したもの。大掛かりな前宣伝があった訳でもないのに、これだけ多くの人が見たのは、番組自体の面白さで途中から見始めた人がかなりいたと思われます。

内容は、タイトルが示すとおり、様々な芸人、タレントが古今東西の都市伝説を一挙披露するというもの。その中で、中心的な役割を果たしていたのが、ハローバイバイの関暁夫（以下、ハロバイ関と略）でした。

従来の都市伝説をグレードアップ

今回も「18が綴る奇妙な一致」や「20ドル札が予言していた911テロ」など、得意のネタを披露。話し終わると客席から悲鳴が上がるほど、会場を大いに沸かせていました。

もともと都市伝説の企画を『やりすぎコージー』内で取り上げた時に、意外性のあるネタと絶妙な語り口で、一躍脚光を集めたのが彼でした。ここで披露したネタを中心に、数多くの都市伝説を集めた『ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説』を出版。30万部を超えるベストセラーとなったのです。

そもそも都市伝説自体は、前々から根強い人気を持っていて、怪談が盛り上がる夏場には、同じように盛り上がりを見せていたものです。ただハロバイ関の語る都市伝説には、従来のものとは一味違う魅力が込められていました。それがベストセラーに繋がり、テレビ視聴者を思わずひき付けたと言えます。


次のページでは、ハロバイ関の語りの秘密を紹介します。