冬の時代に健闘を見せるバラエティ

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視聴率という点から見ると、テレビ界は冬の時代に突入してしまったようです。特に元気がないのが、春と秋に鳴り物入りでスタートする新番組。視聴率低下でやむなく打ち切って新機軸を打ち出したら、前番組の視聴率を下回ったなんてことが珍しくありません。

その中で健闘を見せているのが、外国人が日本をほめまくる、いわゆる「日本礼賛番組」です。代表的なものが「世界が驚いたニッポン!スゴ~イデスネ!!視察団」〈テレ朝系〉と「所さんのニッポンの出番」〈TBS系〉の2本でしょう。そのほか単発の特番でも、各局で類似企画が多々見られます。

なぜここにきて「日本礼賛番組」が増えてきているのか? そして今後どの方向に進んでいくのか? 深く掘り下げてみたいと思います。

ジャパン・アズ・ナンバーワン

海外からどう見られているのか、日本人が意識し始めたのはいつからのことなんでしょうか? 幕末の黒船来襲やら遣隋使・遣唐使までさかのぼれるほどの教養がないので、自分の記憶の中だけで検証していくと、ある年代までは批判というか悪口ばかり報道されてきたようです。

世界中の各国要人の中には、日本を賞賛した人だって相当いた筈ですが、そういうものは外交辞令と見なされてきたんでしょうか?そんな流れを大きく変えたのが、1979年に出版された「ジャパン・アズ・ナンバーワン」かと。本来、アメリカ人に向けた経済書なんですが、翻訳され日本で大ベストセラーになりました。

こうして「外国人〈中でも西洋人〉が日本をほめると本が売れる」という傾向が広く知れ渡り、そういった本も定期的に出回るようになりました。ただ、テレビ番組で積極的に日本をほめるようになるまでには、かなりの年月が時間が必要でした。