黒船来襲に揺れる日本(笑)
いま最も勢いに乗っているリア・ディゾンの写真集『ハロリア!Hello! Leah』 |
ただしグラビアの歴史を正確に踏まえると、「黒船来襲」は今から30年近く前のアグネス・ラム登場の時代まで遡ると思われます(ということは、リア・ディゾンは「セカンド・インパクト」?)。というわけで今回は、日本という世界有数のグラビア・マーケットで開花した、海外発のアイドルたちについて、掛け足で振り返っていきたいと思います。
グラビア界を旋風を起こしたアグネス・ラム
団塊世代の方なら、懐かしいと思わず呟くハズ。『アグネス・ラムのいた時代』で古き良き時代を思い出してください |
当時のアイドルの水着といえば、競泳用にワンピースが主流。ビキニのグラビアは、何となく別ジャンルというイメージがありました。ちなみにアグネス・チャンの方も、実はラムに負けず劣らずのグラマラスなスタイルだったものの、「アイドルらしくない」というイメージ戦略のもと、胸にさらしを巻いて、逆に小さく見せていたというエピソードもあります。
アグネス・ラムが人気を集めた最大の理由は、もちろんそのグラマラスなスタイルでしょうが、東洋人の遺伝子を受け継いでいることから、その顔だちに日本人が親近感を得たことも一因でしょう。ちなみに、リア・ディゾンも含め、日本で成功した海外出身アイドルのほとんどに、アジア系の血が流れているのは、ただの偶然ではないでしょう。
次のページでは、巻き返しを図る日本人アイドルを紹介します。