芸人たちよエンタを追い越せ
こうなると「そんな番組、芸人として出る必要ない!」と思う方もいるかもしれません。しかしここがまたエンタの巧妙なところです。プロセスはどうあれ、若手芸人にとっては週末のプライムタイムの人気番組に出演することは極めて魅力的です。しかもエンタの箱にマッチングさえすれば毎週のように出演機会が与えられます。毎週2,000万人近い人に見られるチャンス=人気者になるチャンスといっても過言ではありません。であれば、よほどネタに強いこだわりを持っていない限り、おいしそうな箱に歩み寄るのも頷けます。こういった一連の流れが視聴率と芸人発掘を安定的なものにしているサイクルだと私は思っています。正直、エンタの仕組みを理解したうえで「エンタを踏み台にしてのし上がってやろう!」という芸人が増えてくることは悪いことではないと思います。ですが、残念なことに現状では経験も計算も番組サイドの方が数段上手ですね。
個人的な話ですが、おぎやはぎを知った時の様な衝撃をエンタからも味わってみたいものです。 |
それには「賛」側の人間じゃなくてもエンタを見続けなくてはならないかもしれませんね。新しい段階に踏み込むタイミングを見逃さないために。
おや?これってもしかして、私もエンタの術中にはまっているのか?
だとしたら、エンタ、相当やるね。
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