医療保険/医療保険の見直し方

失敗しない医療保障の見直し方(2ページ目)

既に医療保険に加入しているのであれば、保障を見直さなければならないことはありませんが、次から次に出てくる新商品は気になるところです。新たな医療保険に加入したくなった時に、どのように考えたらよいかポイントをまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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新たに加入し直すには?

この先進医療が付いている医療保険に加入しようかしら

この先進医療が付いている医療保険に加入しようかしら

医療保険を解約して新たな医療保険に加入しなおす場合、次のポイントを十分に検討してから行動する必要があります。

  1. 加入中の医療保険よりも新たな医療保険の方が安心できる内容なのか?
    例えば先進医療の保障や日帰りから対象となる入院給付金保障など、加入している医療保険にはないけれど、新たな医療保険に加入し直すことで確保でき、その結果、安心できる保障内容になるのであれば、加入し直すメリットはあります。 
  2. 新たな医療保険に加入できる健康状態であるか?
    現在の健康状態が保険会社の求める以上であれば加入し直すことは可能です。そうでない場合は、状況が改善するまで待つか、加入している保健を継続する方がよいです。
  3. 加入している医療保険を解約したら損しないのか?
    貯蓄性のある終身医療保険を早期に解約すると解約返戻率は低く、掛捨てタイプの医療保険に加入した場合に比べて割高な保険料を払った結果になってしまうことも考えられます。解約する前に支払った保険料や解約返戻金を確認してから行動するようにしましょう。 
  4. 加入し直す医療保険の保険料負担に問題はないか?
    加入し直す医療保険が終身で、保険料の払込み期間が今と同じなら、月々支払う保険料は上がる可能性が大です。安心できる保障を確保するにしても、継続していける保険料であることは大事です。 
  5. 新たに加入しようとする医療保険にいつまで加入する予定か?
    医療保険は毎年新商品が登場します。また数年後加入し直す可能性があるのか、今度は身が終わるまで継続するつもりなのかで適切な医療保険は異なります。将来のことも考えて選択するようにしましょう。

時代にあった魅力的な医療保険に出会い、加入できる健康状態にもあり、加入し直すことが継続していくよりも得(損であっても納得できる程度の損)であれば、新たな医療保険に加入し直してもよいといえます。そして、将来また同じように加入し直す可能性があるのかどうかも考慮して次に加入する医療保険を選ぶとよいです。

あとから付け加えることも可能

医療保険の保障を見直す方法は、新しい医療保険に加入し直すだけではありません。現在加入している医療保険に、希望する保障が特約で用意されていて、追加で加入できる場合もあります。また入院給付金日額を増額したり減額したりすることや、月々の保険料負担を軽くする為に、保険料の払込み期間を延ばすことも可能です。加入している保険会社から加入している保険の内容を確認する書類や、新しい保障などをPRする書類は送られてきているはずです。開封しないまましまわずに、大事な情報源として内容を確認する習慣をつけておくとよいです。

医療保険の保障内容の見直しは、保障内容以外にも被保険者の年齢や健康状態、保険料の損得などが影響します。保障内容が陳腐化してしまっては安心できませんが、新しい商品を追いかけてばかりいるのも好ましくありません。何の為に加入し、何が一番大事なのかを十分に考えて行動するようにしましょう。
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