基本は満期日でバトンタッチ。しかし6等級以下だと…
いまの等級を引き継いで、少しでもオトクな保険会社で契約しましょう!
なお、なんらかの手違いで満期日と始期日にズレが生じると、せっかくの割引等級が消滅してしまう可能性も。そのため、手続きは余裕を持って確実に行いましょう。
また、当分車に乗らないという人は、解約の際に中断証明書の発行を依頼しましょう。最長で10年の間に再び車を購入した際、中断した等級を生かして保険に加入することができます。
事故で保険を使った場合、等級はどうなる?
例えば現時点で6等級の人が事故で保険を使うと、翌年は「事故有等級」に加え料金が高くなる「割増等級」が適用となり料金が大幅に高くなります。具体的には6等級から3等級になります(ダウン事故の場合)。翌年の3等級は現在の会社ではもちろん、そのまま他社に移行しても同じように「事故有等級」と「割増等級」が適用され、3等級での加入となります。
「高くなるのはイヤだから他社に新規で入り直せば、最初からやり直せる?」――そんな風に考える方もいるかもしれません。実はここにも継承制度が影響してきます。
前の会社を解約後、13カ月以内に新規と偽って保険契約をしても、加入後に個人情報が確認されて、結局は等級が継承され、3等級で加入になってしまうのです。どうしても最初の等級からスタートしたければ13カ月待つしかありません。しかし、車を運転する必要がある場合、無保険となるためこの方法はオススメできません。くれぐれもご注意ください。