宝塚歌劇団生徒全員の写真とプロフィールが掲載されているB5サイズのムックで、毎年4月に発行されます。
写真は、黒の紋付を着た上半身のカラー写真。研8以上の生徒は、プロマイド用の扮装写真も載っています。
2010年度版 表紙:花組 真飛 聖 (C)阪急コミュニケーションズ |
プロフィール項目は15個。
- 誕生日
- 出身地
- 出身学校
- 身長
- 初舞台
- 好きだった役
- 演じてみたい役
- 趣味
- 集めている品
- 好きな花
- 好きな色
- 好きな食べ物
- 特技(名取名)
- 芸名の由来または名付け親
- 愛称
です。
掲載は専科から始まり、花月雪星宙の順番。
一人一人の大きさは、研8までが1ページを上下に半分ずつで2名。研7から研5は1ページに4名、研4以下は6名となっています。
組内の掲載順は学年順。なので、トップ娘役でも小さな写真の場合があります。
同期内は成績順。試験の成績がここにも反映されます。
巻末にはトップコンビの私服でのカラー写真が掲載され、ページのあちらこちらに、チケットの購入方法をはじめとする情報も掲載されています。
「宝塚おとめ」の創刊は1938年。長年にわたり愛用されている理由の一つに“変わらないよさ”を揚げることができます。白黒がカラー写真に変わったぐらいで、ページの配分から15項目に至るまで、何十年と同じです。
そこに、ファンの方々は愛着を感じるのでしょう。
「宝塚おとめ」の表紙を飾るのはトップスター。まさに、その年の宝塚歌劇団の顔というわけです。
では、表紙を飾った歴代のトップスターを、1975年度版からご紹介しましょう。