宝塚ファン/宝塚歌劇団 トップスターの変遷

宙組トップ・大和悠河、陽月 華―退団(2ページ目)

2009年7月5日――宙組トップスター・大和悠河さん、娘役トップスター・陽月 華さんが、宝塚歌劇団を卒業しました。ひたすら美しく華のあるトップコンビでした。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

宙組トップ時代(2007年~2009年)

2007年 『A/L』ラウル・バラン
  『バレンシアの熱い花』フェルナンド・デルバレス
2008年 『黎明の風』ダグラス・マッカーサー
  『雨に唄えば』ドン・ロックウッド
  『Paradise Prince』スチュアート・グリーン・メンフィールド
2009年 『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』アンドレ
  『薔薇に降る雨』ジャスティン・バルザック


「華のある舞台人ってどんな人ですか?」「オーラのある人って?」…。具体的な言葉で形容しにくいこの質問、聞かれたら答えます。「大和悠河のような人」と。
華やかさゆえ、パ~ンと目に飛び込んでくる存在感。天性の魅力。舞台人にとってこれほどの武器はないでしょう。

『Gracious Pink』
(C)宝塚クリエイティブアーツ

研1から新公で大きな役を与えられ、研2の時のショー『グランド・ベル・フォリー』では3名で歌い踊る場面に。
『EL DORADO』新人公演では研3で初主演。また本公演では男役でありながらフィナーレのエトワールという驚き! すでにセンターに立ちました。

「ポスト天海祐希」と言われた、キラ星のごとく誕生した大型新人。

そして同年『ワン・モア・タイム!』のルイス役で、成瀬こうきさんとのW主演ではありますが、バウホール初主演を果たします。

翌年『シンデレラ・ロック』でバウ単独初主演。「これぞ青春!」な夢を追いかける青年。大和さんにぴったりの役。この作品でファンになった方も多いでしょう。

学年を感じさせない堂々とした演技。こじんまりとおさまらない面白さ。
キラキラピカピカと輝き、まさにアイドル。

本公演での大きな役は研5での『ノバ・ボサ・ノバ』のルーア神父でしょうか。三番手辺りのスターが演じるルーア神父は、銀橋で歌う場面がほとんど。この頃、まだ歌唱力に課題のあった大和さんにとって、この役は勉強になったことでしょう。

また、当時の月組中堅スター、汐美真帆さん、大空祐飛さん、霧矢大夢さん、大和悠河さんの4人(通称・シューマッハ)で、トップスター・真琴つばささんと共にテレビに出演などもしました。

2001年にはエステティックTBCのCMに、SMAPの木村拓哉さんと共演。「ファットゲダム」なる怪人(?)に扮したたにちゃん。今では懐かしい…

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