以前、この「宝塚ファン」サイトでユーザーの皆様にアンケートをお願いしたところ、実にたくさんの再演希望作品が寄せられました。
宝塚ファンの方々に「もう一度観たい!」「観てみたい!」と思わせる再演作品は、今年も5作品上演されています。
それらをご紹介しましょう。
ミュージカル「エリザベート」-愛と死の輪舞-
今や宝塚の代表作と言える「エリザベート」。1992年にウィーンで初演。宝塚歌劇での初演は1996年、雪組にて上演。トップスター・一路真輝のサヨナラ公演でもありました。
台詞、歌、ダンスの3つで表現するミュージカルが主体であった宝塚歌劇に、台詞ではなく歌が主体の、歌で芝居をするというミュージカルの誕生。
その後、星組・麻路さき、宙組・姿月あさと、花組・春野寿美礼、月組・彩輝 直主演により各組で上演。
「出演者が変わっても観たい!」と言われる「エリザベート」。オリジナルの素晴らしさはもちろんですが、それを宝塚歌劇として作り上げた小池修一郎氏をはじめ歌劇団のスタッフや出演者の力が、このヒット作が多くの観客に愛される要因でしょう。
2007年は雪組にて上演。 雪組トップスター・水 夏希の本公演でのお披露目公演でもあります。
5月4日(金)~6月18日(月)宝塚大劇場、
7月6日(金)~8月12日(日)東京宝塚劇場
◆主な配役
1996年 雪組 |
1996年 星組 |
1998年 宙組 |
2002年 花組 |
2005年 月組 |
2007年 雪組 |
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トート | 一路真輝 | 麻路さき | 姿月あさと | 春野寿美礼 | 彩輝 直 | 水 夏希 |
エリザベート | 花總まり | 白城あやか | 花總まり | 大鳥れい | 瀬奈じゅん | 白羽ゆり |
フランツ・ヨーゼフ | 高嶺ふぶき | 稔 幸 | 和央ようか | 樹里咲穂 | 初風 緑 | 彩吹真央 |
ルイジ・ルキーニ | 轟 悠 | 紫吹 淳 | 湖月わたる | 瀬奈じゅん | 霧矢大夢 | 音月 桂 |
ルドルフ | 香寿たつき 和央ようか |
絵麻緒ゆう | 朝海ひかる 樹里咲穂 |
彩吹真央 | 大空祐飛 | 凰稀 かなめ |
ゾフィー | 朱未知留 | 出雲 綾 | 出雲 綾 | 夏美よう | 美々杏里 | 未来 優希 |
エルマー | 和央ようか 高倉 京 |
湖月わたる | 夢輝のあ | 蘭寿とむ | 月船さらら | 彩那 音 |
ルドルフ(少年) | 安蘭けい | 月影 瞳 | 初嶺麿代 | 望月理世 | 彩那 音 | 冴輝 ちはや |
グランド・ミュージカル「ダル・レークの恋」
1959年、月組にて初演。主演は春日野八千代。
インド北部のダル湖を舞台に、身分違いの男女の恋愛を描いた菊田一夫・作のラブ・ロマンス。
初演では春日野八千代が演出を担当しています。
1997年、星組・麻路さき主演にて再演。
初演の際、二本立てにもかかわらず上演時間がかなり長かったものを、再演では一本立てとしてリメイクし、ダンスシーンを盛り込みました。
2007年は月組・瀬奈じゅん主演にて上演。
約50年も前に作られた「ダル・レークの恋」ですが、「瀬奈じゅんの当り役!」との声も高く、現代にも通じる名作となりました。
5月22日(火)~6月18日(月)全国ツアー
◆主な配役
1959年 月組 |
1997年 星組 |
2007年 月組 |
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ラッチマン | 春日野八千代 | 麻路さき | 瀬奈じゅん |
カマラ | 故里明美 | 星奈優里 | 彩乃かなみ |
ペペル | 壬生桜子 | 稔 幸 | 大空祐飛 |
クリスナ | 御山 桜 | 絵麻緒ゆう | 遼河はるひ |
リタ | 武蔵野裕美 | 羽純るい | 城咲あい |