宝塚ファン/宝塚歌劇入門編

【宝塚歌劇入門】Part4 私は男役?娘役?(2ページ目)

“男役”と“娘役”で成り立ち、それが魅力の宝塚歌劇。“男役”になるか“娘役”になるかは誰がどうやって決めるの? それはいつ? そこにはこんな苦労もあります。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

いつ決める?

多くの生徒は、宝塚音楽学校に入学した時点で「男役になるか、娘役になるか」を決めています。(厳密に言うと、受験の時点で…かな?)

男役志望の生徒と娘役志望の生徒では、声楽などの発声法も違ってきます。
日本舞踊の授業では男舞、女舞、演劇でも男役、娘役と分かれますから。
ですから入学時には、どちらにするかを選択しなければならない…と言ってもいいでしょう。

ボーダーライン上の生徒も本科生になる頃には、どちらにするかを決めます。それによって、付ける芸名も変わってくるし、卒業前の文化祭の配役も違ってきますから。

もちろんギリギリまで悩む生徒もいて、男役・娘役どちらにも通用する芸名にしたり、芸名を提出した後に「やっぱり、こっちに…」と変更したりする場合もありますね。


というわけで……
「男役になるか、娘役になるか」は、身長を一番の基準にし、最終的には本人の意思で決めるということです。


こんな風にして決めた「男役」「娘役」ですが、これが変わることもあります。

次回はタカラジェンヌの性転換(?)のお話。



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