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宝塚歌劇 海外公演の歴史(4ページ目)

2005年11月、宝塚歌劇は初の韓国公演を行います。韓国公演にちなみ、1938年から始まった海外公演の歴史を、紐といてみましょう。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

特筆すべきは、30年ぶりとなった1989年のニューヨーク公演。
宝塚の歴史に残る名ダンサー大浦みずき(当時・花組トップスター)を頂点に、各組より抜粋された生徒たちでメンバーは構成されました。人数も過去最多の61名。

メンバーの中には、後にトップスターになった生徒が大勢います。紫苑ゆう、安寿ミラ、高嶺ふぶき、愛華みれ、稔幸、香寿たつき、紫吹淳、天海祐希、匠ひびきら…。

演目は、ニューヨーク公演のために作られ、前年に宝塚大劇場で上演された、日本物のショー「宝塚をどり賛歌」(作・演出/植田紳爾)と洋物のショー「タカラヅカ・フォーエバー」(作・演出/小原弘稔)。

劇場は、世界最大級規模と言われているラジオ・シティ・ミュージック・ホール 。キャパ5774席もある客席を、95%という高い率で埋め尽くし、6回の公演の観客数は3万3500人。最終日には「SOLD OUT」のサインが出されました。ショービジネスの本場での大成功。

長年の年月をかけ、宝塚歌劇の海外公演は、“日本にある女性だけの劇団”だけにとどまらず、世界に一つしかないエンターテインメント“宝塚歌劇”というブランドを前面に打ち出し、多くの国、多くの観客の支持を得てきました。

1938年の第1回ヨーロッパ公演よりこれまでに23回。訪れた国、16ヵ国、延べ127ヵ所。
これからも、海外の多くの人々に、宝塚歌劇の魅力を存分に味わっていただきたく、まずは韓国公演メンバーの皆さん、頑張ってクダサイ。


*日本からも観劇を兼ね、韓国に行かれる方がいらっしゃると思います。韓国のオススメスポットなどを、韓国に詳しいガイドさんのご協力を得て、後日ご紹介いたします。お楽しみに。

 

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